麻雀プロリーグ「 Mリーグ2019 朝日新聞セミファイナルシリーズ」10日目が3月29 日(日)に開催された。
第1試合
第1試合は内川、寿人、小林、黒沢の対戦。
東3局、格闘俱楽部はなんとしてもトップが欲しいチーム状況で、寿人が跳満ツモでリード。
しかし東4局、親番の小林がアガリを重ね、トップ目に。
東4局3本場は黒沢、小林のリーチ対決に発展。小林が黒沢に放銃となり南入。
南1局親番を迎えた寿人。マンズの染めに向かい打点を作りに行くも、内川のツモのみにかわされてしまう。
寿人の親番を蹴った内川。南2局親番で果敢にリーチをかけるもなかなか実らず、小林が仕掛けて満貫に仕上げて内川をとらえた。小林の持ち点は4万点を超えた。
盤石な状態でオーラス親番を迎えた小林。ドラのが暗刻のリーチを敢行。
しかし、跳満ツモか小林からの満貫直撃でトップになる黒沢が追いかけリーチ。
小林が黒沢の当たり牌を掴み、満貫直撃で黒沢の逆転トップとなった。
勝利者インタビューで黒沢は「道中苦しい展開もあったんですけど、勝負所だったので、なんとかくらいつきました。オーラスは小林プロからリーチが来ると思っていなかったので、なんとか跳満を作ろうと思ってたんですけど、いいところでテンパイしてよかったですね。この後も、3人で優勝目指してがんばります」と笑顔で話した。
第1試合結果
1位 黒沢(雷電)+54.0
2位 小林(Pirates)+11.4
3位 寿人(麻雀格闘倶楽部)▲8.9
4位 内川(サクラナイツ)▲56.5
第2試合
第2試合は沢崎、寿人、石橋、萩原が出場。
東1局1本場に沢崎が純チャン・ドラ2の満貫をペン待ちでテンパイ。
萩原がカン待ちリーチをかけると、萩原の現物を切った石橋が沢崎に満貫放銃。
しかし東2局に石橋が満貫ツモですぐに取り返す。
東4局、第1試合の黒沢のトップに続きたい萩原の親番だが、沢崎が満貫をツモり南入。
南1局は寿人が単騎の先制リーチも、親の石橋に追いかけられ一発で当たり牌をつかみ満貫を放銃。トップを持ち帰りたい格闘俱楽部にとっては手痛い放銃となった。
トップ目の沢崎に迫った石橋だったが、南1局1本場またもや沢崎が満貫ツモでリードを広げる。
沢崎に追いつきたい石橋。赤含みのでカンをチーしてが暗刻の満貫待ちテンパイ。
手形が整いつつある親の沢崎にとっては不要牌のが回るも、沢崎がこれを切らずにオリを選択。解説席がこの選択に動揺を隠せない中、南2局は流局となった。
南3局1本場、この親番で稼ぎたい寿人。渾身の6000オールをツモり望みをつなぐ。
しかし寿人のアガりはここまで。南3局2本場に沢崎が1000-2000のアガリ、オーラスは石橋が三色のヤミテンを萩原からアガリ試合終了。超人的なオリの選択を見せた沢崎の勝利となった。
勝利者インタビューで沢崎は「とてもうれしいです。石橋さんがカンから仕掛けたときはですね、暗刻だったら当たるよなぁ、という感覚でした。石橋さんの運気がアガっていたので、あそこはスッとオリようと思ってました」と大局観を語った。
ファンに向けては「ファイナルに向けてもう少しポイントを上乗せしたいと思いますので、応援よろしくお願いします」とポーズを決めた。
第2試合結果
1位 沢崎(サクラナイツ)+69.4
2位 石橋(Pirates)+8.8
3位 寿人(麻雀格闘倶楽部)▲22.1
4位 萩原(雷電)▲56.1
3月29日トータル結果
Pirates+20.2
サクラナイツ+12.9
雷電▲2.1
麻雀格闘倶楽部▲31.0
次戦は3月30日(月)。渋谷ABEMAS、セガサミーフェニックス、チーム雷電、U-NEXT Piratesの対戦。