麻雀プロリーグ「 Mリーグ2019 朝日新聞セミファイナルシリーズ」11日目が3月30 日(月)に開催された。
第1試合
第1試合は白鳥、近藤、石橋、瀬戸熊の対戦。
セミファイナルで好調な石橋。東場で跳満ツモや、仕掛けたを加槓し、新ドラを2枚乗せた1300-2600のアガリで加点。
今日Piratesとのポイント差を縮めなければファイナル進出の可能性はほぼ断たれる雷電。瀬戸熊はテンパイするもなかなかアガリに結びつかず、南2局親番でやっと七対子のドラ待ちリーチに辿り着くも、ライバルPirates石橋に押し切られ、放銃。親落ちしてラス目に。
オーラスは白鳥がとのシャンポンリーチ。リーチ後にを暗槓すると、が新ドラに。
ここに手がつまった瀬戸熊が対子のを落として放銃。裏ドラが2枚のって白鳥の倍満のアガリ。白鳥は第1試合トップなった。
勝利者インタビューで白鳥は「オーラスは2着になれるといいなと思ってリーチを打ったんですけど、結果トップで、これで麻雀の面白さがまた伝わったんじゃないかなと思います」と笑顔で話した。
ファンに向けて「僥倖のトップが取れました。どのチームが残ってもファイナル絶対に面白くなると思いますので、セミファイナルもまだ残っているし、応援よろしくお願いします」と頭を下げた。
第1試合結果
1位 白鳥(ABEMAS)+58.1
2位 石橋(Pirates)+17.6
3位 近藤(フェニックス)▲7.6
4位 瀬戸熊(雷電)▲68.1
第2試合
第2試合は多井、魚谷、小林、黒沢が出場。
Piratesとのトップラスを108000点差をつけてこの試合を終えなければファイナル進出ほぼは叶わない雷電。東1局の黒沢の親番は小林の700-1300のアガリで局が進む。
東3局には黒沢が満貫ツモで小林に満貫親被りさせる。
東4局は親の多井がみるみるうちに有効牌を引き入れ跳満をアガって黒沢に迫る。
しかし東4局1本場、南1局に黒沢が執念の2局連続フリテンリーチでのアガリを決め、持ち点は5万点を超える。
南1局1本場、仕掛けて満貫も見える黒沢の親だったが、小林のツモ・七対子に流され親落ち。
その後は流局が続き、南3局は5本場まで積まれ、魚谷と小林の2軒リーチに発展。
小林への直撃チャンスをモノにしたい黒沢が選んだは魚谷の当たり牌で満貫の放銃。オーラス黒沢に残ったファイナル出場条件は、小林からのダブル役満直撃という、厳しいものだった。
オーラスは小林の先制リーチに、親の多井も最後まで押し切るかと思われたが、オリを選択し流局でゲームセット。
黒沢はトップながらも、Piratesとのトータルポイントをかわすことはできなかった。
勝利者インタビューで黒沢は「最後までPiratesをかわす条件を入れられたらと思っていたんですけど、ただ、今シーズン通してやり切った感もありますし、厳しくなってからは、応援してくださった方たちにこのインタビューでお礼を言えたらと思っていました。感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました」と悔しさをにじませるも笑顔でファンに語りかけた。
第2試合結果
1位 黒沢(雷電)+60.0
2位 魚谷(フェニックス)+3.5
3位 多井(ABEMAS)▲18.8
4位 小林(Pirates)▲44.7
3月30日トータル結果
ABEMAS+39.3
フェニックス▲4.1
雷電▲8.1
Pirates▲27.1
次戦は3月31日(火)。KADOKAWAサクラナイツ、KONAMI麻雀格闘俱楽部、渋谷ABEMAS、セガサミーフェニックスの対戦。