MONDO TVで放送中の『モンド麻雀プロリーグ』において、次世代のスターとなりうる若手女流プロ雀士を発掘するための大会『第3回女流モンド新人戦』が行われ、プロ1年目の秋瀬ちさと(日本プロ麻雀協会)が優勝した。秋瀬は2018年7月から放送される『モンド麻雀プロリーグ 第16回女流モンド杯』への出場が決定した。
全国から集まった若手女流プロによる予選、面接を勝ち抜いた8名による準決勝。A卓からは、西川舞(日本プロ麻雀連盟)と石田亜沙巳(日本プロ麻雀連盟)、B卓からは、秋瀬と黄河のん(日本プロ麻雀協会)が決勝に進出した。
決勝1回戦、秋瀬は親番で4000オールをツモるなど着実に加点してトップ。2着にはオーラスに加点した黄河、3着に石田、4着に西川となった。
2回戦に入ると、東場の序盤は石田があがりを重ね4万点以上のトップ目に立つも、東3局の親番で秋瀬が連荘。七対子の2400のあがりにはじまり、4100オール、2200オールとあがりを重ねてトップ目に立つ。その後も東4局の石田の親番、南1局の西川の親番も秋瀬が自力であがり切りリードを広げる。
しかし、南2局の黄河の親番、この時点で黄河は9800点持ち、秋瀬は46000点持ちとなっていたが、黄河が4000オール、1100オール、1人聴牌、2900オールと必死の連荘を重ねる。そして流局後の南3局の秋瀬プロの親番で石田が2000・4000をツモ。石田がトこの半荘トップに浮上し、秋瀬が2着目、黄河が3着目に。
細かいオーラスとなったが、黄河が700-1300、秋瀬があがれば優勝という状況。しかしこの1局目は石田が立直を打ち1人聴牌で流局。黄河の条件は1000・2000のツモ、石田から3900、秋瀬、西川から満貫のあがりとなった。オーラス一本場は秋瀬が6巡目にドラのとのシャンポン待ちで聴牌。その後石田も仕掛けて3副露、カンの聴牌となる。そのを秋瀬が引いたが、覚悟を決めドラの切り待ちに変化して放銃を回避。その後黄河が暗刻の門前カン聴牌。ダマでのツモあがりでは打点が足りないため立直に踏み切る。
秋瀬は一発目に危険牌のを押し勝負。そして黄河の一発目のツモは・・・ 秋瀬のあがりとなり、優勝を決めた。
優勝した秋瀬は日本プロ麻雀協会16期後期で、入会半年でのタイトル獲得となった。「最後までどうなるかわからない戦いでしたが、失うものは何もないという気持ちで、負けたらまた来年頑張ろうと割り切って勝負に行けたのがよかったと思います。1年目で、まだ名前が知られていないので、いろんな方に名前を知ってもらえるよう頑張って戦いたいと思います。」と優勝の喜び、女流モンド杯への意気込みを語った。
▼秋瀬ちさとTwitter
https://twitter.com/chisato_akise
A卓
1位:西川舞(日本プロ麻雀連盟)
2位:石田亜沙巳(日本プロ麻雀連盟)
3位:増田悠理(RMU)
4位:麻生ゆり(日本プロ麻雀協会)
B卓
1位:秋瀬ちさと(日本プロ麻雀協会)
2位:黄河のん(日本プロ麻雀協会)
3位:豊後葵(日本プロ麻雀協会)
4位:佐月麻理子(日本プロ麻雀協会)
決勝
1位:秋瀬ちさと
2位:石田亜沙巳
3位:黄河のん
4位:西川舞