ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第217回「押し引きの教科書 著:福地誠 その3」015 「親だからリーチ」とはよく聞きますが、実はこの言い回しには注意する必要があります。 確かに、「放銃のリスクを考慮するとリーチするかどうか微妙」な局面、手牌であれば、親に放銃することがない分放銃失点の低い親の方が、子よりもリーチ寄りであると言えます。 では、「高打点テンパイへの手変わりを考慮するとリーチする...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第216回「押し引きの教科書 著:福地誠 その2」008 中盤先制カンチャンリーチの和了率、放銃率の比は、無スジ28カンチャンなら3.5:1(約45%、約12%)、無スジ456カンチャンなら3:1(約40%、約12%)というところ。子のリーチのみの和了平均点が約2500点。親リーチへの平均放銃点(一発放銃含む)が約8000点、子リーチは約5600点なので、少なくとも...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第215回「押し引きの教科書 著:福地誠 その1」 本書の解答、解説について、意見が分かれたものを中心に取り上げます。 003 子のメンピンリーチの平均点は約3500点ですが、親リーチに一発以外で振り込んだ場合の平均点は約7500点です(ツモの1翻がつかないので、リーチ全体の平均点より安い)。(p093に、親で9000点、子で5000点とありますが、おそらく親だけ全...
ネマタの麻雀講座ネマタの麻雀講座 第6回 「麻雀で勝つための技術について」麻雀で勝つための技術について 第1〜5回までの内容をおさらいします。 ・ 麻雀は「選択」と「抽選」のゲーム(第1回)・ 打ち手が干渉できる「選択」にのみ思考を巡らせよう(第2回)・ 選択の手順は、「認知」「判断」「打牌」。知識だけでなく認知能力、集中力も必要。(第3回)・ アガリやすい手をアガる、相手のテンパイに放銃...
全国デカ盛りの旅全国デカ盛りの旅 第1回:東京都 全国47都道府県をデカ盛りで巡る企画。1回毎に都道府県を変えながら全国のデカ盛りメニューを紹介していきます。 記念すべき第1回は、東京は八王子にある、「そば処 長岡屋」です。 蕎麦屋と言っても、デカ盛りで有名なのは丼物。蕎麦のつゆをかえしに使った丼物って美味しいですよね。並盛りでも結構多いのですが、裏メ...
ネマタの麻雀講座ネマタの麻雀講座 第5回 「終わりよければ、大体よし」簡単かつ、重要なところから身につけよう 麻雀は多くの場合、点数だけでなく、順位を競うことになります。1位と2位では、たった100点差でも、ルール次第で数万点もの差になります。よって、オーラスに近づけば近づくほど、他家と僅差で順位が変動しやすければしやすい場合ほど、ミスをせず正確に打つことが重要になります。 逆に言え...
全国デカ盛りの旅全国デカ盛りの旅 目次「現代麻雀技術論」のネマタによる全国デカ盛りの旅。各都道府県を一店舗ずつ巡っていきます。 現在は3周目です。 1周目 第1回 東京「そば処 長岡屋」 第2回 鳥取「まねき 湖山店」 第3回 島根「焼肉の藤増 大塚店」 第4回 滋賀「俺のカレー食堂 輪」 第5回 山梨「和食や 吉べえ」 第6回 千葉「リバーサイド」 第7...
ネマタの麻雀講座ネマタの麻雀講座 第4回 「簡単かつ、重要なところから身につけよう」簡単かつ、重要なところから身につけよう 選択(打牌、鳴き)と抽選(ツモ)を繰り返して、誰かがあがるか流局すれば局が終わります。一局あたりの結果は次のように分けられます。 アガリ(和了) 振込み(放銃) 他家のツモアガリ(被ツモ) 他家が別の他家から出アガリ(横移動) 流局 このうち、成績に大きく影響するのは、点数を...
ネマタの麻雀講座ネマタの麻雀講座 第3回 「習うだけでなく慣れよう」習うだけでなく慣れよう 麻雀で勝つためには、「どういう時に、どう打つべきか」を知ることが必要です。選択の一連の手順は、「どういう時か」を情報から正しく把握する「認知」、認知した情報から、「どう打つべきか」を考える「判断」。判断した通り選択を行う「打牌」の3つの段階に分けられます。 麻雀講座を読むことは、「判断」のた...
ネマタの麻雀講座ネマタの麻雀講座 第2回 「『選択』にのみ思考を巡らせよう」「選択」にのみ思考を巡らせよう 麻雀の一局の進行は、配牌を取った後は、ツモ→打牌→(他家の打牌)→ツモを局が終わるまで繰り返しになります。 このうち、配牌とツモは、「抽選」であり、打ち手が干渉することはできません。干渉できるのは、何を切るかという打牌と、他家の打牌に対してどうするか(鳴くかどうか、あがるかどうか)と...