もっと勝つための現代麻雀技術論もっと勝つための現代麻雀技術論 第66回 「手変わり牌同士の比較 ②」 引き続き手変わり牌同士の比較を考えます。 手役がつく受け入れができる浮き牌の中でも特に見落とすべきでないのは、重なりでホンイツの4面子1雀頭の候補が揃うような字牌の浮き牌です。鳴いても高打点が狙いやすいうえに、特に何もなければ字牌はすぐに切ることが多いですからね。 赤アリルールだと他色の赤が使えないからホンイツは...
もっと勝つための現代麻雀技術論もっと勝つための現代麻雀技術論 第65回 「手変わり牌同士の比較 」手変わり牌同士の比較 現麻本講座3で触れましたが、数手先の変化より目先の変化を優先します。 与えられた手牌から数手先の構想を描ける人の方が手作りに長けているというのは確かですが、「よい手」を目指すために何を切るのが最もよいかを判断するためには、一手先の形が正しく評価できればそれで十分です。 よく何切る問題で、狙...
もっと勝つための現代麻雀技術論もっと勝つための現代麻雀技術論 第64回 「2シャンテン 面子候補十分④」 面子候補十分の2シャンテン。今回から浮き牌があるケースを考えます。 1シャンテンの場合は第21~28回で取り上げました。2シャンテンの場合も考え方は同じです。 1シャンテンのケースをおさらいするとともに、2シャンテンではどのように変わるかを考えることにします。 安牌の残し方 「今持っている面子候補よりもよい面子...
もっと勝つための現代麻雀技術論もっと勝つための現代麻雀技術論 第63回 「2シャンテン 面子候補十分③」 引き続き面子候補固定、雀頭固定の問題を考えます。 ドラ 打 単独のトイツが無く、3枚からなる面子候補3つと2枚からなる面子候補が全て良形。 このような場合は、面子候補固定の打(端寄りの待ちが残りやすい)と雀頭固定の打(受けが残りやすい)の比較は微妙です。 微妙なので、テンパイした時に平和がつきやすい打が...
もっと勝つための現代麻雀技術論もっと勝つための現代麻雀技術論 第62回 「2シャンテン 面子候補十分②」 引き続き面子候補十分の2シャンテンからの面子候補固定、雀頭固定の問題。 今回は手役絡みや、面子や他の面子候補と組み合わさった面子候補があるケースを考えます。 ドラ 打 単独トイツが無く、3枚からなる面子候補が全て悪形なので、面子候補固定より雀頭固定の方があがりやすくなる形。 良形変化が残りやすいのは打です...
もっと勝つための現代麻雀技術論もっと勝つための現代麻雀技術論 第61回 「2シャンテン 面子候補十分」 第51~59回までが講座14の補足でした。今回からは講座15の補足です。 まずは、1枚切って浮き牌の無い面子候補十分の2シャンテンに受けられる場合の打牌選択について考えます。 実は、第16~19回でも同様の打牌選択について考えました。 今回はそれが1シャンテンから2シャンテンに変わっただけです。 その時も申...
もっと勝つための現代麻雀技術論もっと勝つための現代麻雀技術論 第60回 「麻雀クイズ 回答と解説」 前回の問題の解答、解説です。 自分だけ鳴いていて他家は全員ダマ、使えるドラの枚数は最大で19枚(赤が3枚、表ドラが4枚、カンドラが3回カンして12枚)。 使えるドラに限りがあるので、なるべくドラを使わずに数え役満を作ることを考えます。 自分は確定で数え役満ですが、他家は自分のツモアガリ牌で役満になればよいという...
もっと勝つための現代麻雀技術論もっと勝つための現代麻雀技術論 第59回 「2シャンテン 浮き牌の扱い②」 面子候補オーバーで、浮き牌がドラや手役絡みのケースを考えます。 「ドラでなければ切る」という理由で、残すと受け入れが狭くなるなら使いにくいドラは切るという打ち手もいます。 しかし、その選択は特に面子候補オーバーの場合は損であることが多いです。 面子候補オーバーなら面子候補を1つ落としてもシャンテン数を維持できる...
もっと勝つための現代麻雀技術論もっと勝つための現代麻雀技術論 第58回 「2シャンテン 浮き牌の扱い」 面子候補オーバーの2シャンテンで浮き牌がある形(面子+雀頭+2枚からなる面子候補×4+浮き牌)からの打牌選択を考えます。 受けがかぶっている悪形面子候補より安全牌を残す からを残してやを引くと面子+悪形面子候補になりますが、面子候補オーバーで結局いずれかの面子候補を落とすことになります。 第21回で申しましたよう...
もっと勝つための現代麻雀技術論もっと勝つための現代麻雀技術論 第57回 「2シャンテン ターツ選択②」面子候補同士がつながっている形の扱い 2枚からなる面子候補や3枚からなる面子候補が組み合わさって、そこから1枚切っても余り牌が出ないようにできる(例:1357から1か7を切ればリャンカンができて余り牌が出ない)形があります。 このような形をここではn枚形(nは面子候補を作る牌の総数。n=4、5、6…)と呼ぶことにし...