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もっと勝つための現代麻雀技術論 第60回  「麻雀クイズ 回答と解説」

もっと勝つための現代麻雀技術論 第60回 「麻雀クイズ 回答と解説」

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 前回の問題の解答、解説です。

 自分だけ鳴いていて他家は全員ダマ、使えるドラの枚数は最大で19枚(赤が3枚、表ドラが4枚、カンドラが3回カンして12枚)。

 使えるドラに限りがあるので、なるべくドラを使わずに数え役満を作ることを考えます。

 自分は確定で数え役満ですが、他家は自分のツモアガリ牌で役満になればよいという条件から、他家の手牌は高目安目があってもよいことが分かります。

 ドラを1枚も使わず、高目が出アガリ数え役満になる牌姿。

 待ちを合わせると次のような2つの牌姿を考えることができます。

 メンチン純チャン二盃口平和で13翻

(東場東家)

 メンホン小三元チャンタ三暗刻ダブ東発中で13翻

 残り牌と19枚のドラで数え役満の牌姿を後2つ作ります。

 同じ待ちで、山にアガリ牌が残っていることから、一つはのシャボ待ち、もう一つはのリャンメン。

 ドラが19枚あるので、一つは役牌ドラ12でもよし。

 シャボ待ちの方はトイトイがつけられるので、トイトイとドラ7以外に他に役をつければよし。

 赤が3枚あり、5はまだ一枚も使っていないので5の三色同刻、三槓子で4翻つけられるのでこれで13翻になりました。

 よって以下のようなケースを一例として挙げることができます。

  東場 ドラ表示牌

  東家 

 南家 

 西家

 北家(あなた)

   

 ツモ

 リーチもドラも無しで出アガリ数え役満の手牌を作る問題は有名な麻雀クイズの一つ。

 そこから派生して、全員が数え役満テンパイ、しかも待ちが同じということが有り得るかを考えて今回の問題になりました。

 麻雀講座は地味なのに、問題は派手なものばかりですね(笑) 

 次回から面子候補十分の2シャンテンについての補足に入ります。

 

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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