麻雀ウォッチ

日本最大級の麻雀専門ニュースサイト!プロ雀士やイベントの情報をはじめ動画やマンガ・アニメ、アーケードゲーム情報まで麻雀関連の事柄全てを網羅します

CABOクィーンカップ
アメリカ麻雀事情(1)LAに日本のリーチ麻雀道場発足

アメリカ麻雀事情(1)LAに日本のリーチ麻雀道場発足

CABO求人麻雀BarWatch

皆様、始めまして。今回から数回に渡り、アメリカから麻雀事情をお届けするべくコラムを書かせて頂く事になりました、アメリカはロサンゼルスで健康麻雀道場(Los Angeles Pride of Mahjong/らぽん)を運営しておりますやえはたと申します。

ツイッター上では沢山のプロの方、天鳳プレーヤーさん達とやり取りをさせて頂いておりますが、この度麻雀ウォッチさんに恐る恐る、アメリカでも日本の麻雀のニュースを英語で転載させて頂けないか?という連絡をしてみた所、アメリカの事情も知りたいので記事を書いてみませんか?という運びとなりました。文章には自信がありませんが、アメリカの麻雀事情を精一杯お届けさせて頂きたく思います。


まず始めに、誰なんだ!?と思われる方が多いと思いますので、簡単に自己紹介と我々がこの健康麻雀道場を発足するに至った経緯を述べさせていただきます。

ここロサンゼルスは日系企業が多く進出しており、世界で見ても恐らく一番日本人が多い地域になるかと思います。ですので日系のスーパーマーケットもありますし、飲食店、本屋、美容院、病院など日本語で生活できてしまう場所です。しかし麻雀については、そのむかし数軒あった雀荘が、今はほぼ皆無となりました。そんな中、たまたま知り合った麻雀好きな仲間で、どこかで楽しく麻雀が出来て集まれる場所があったらいいよねぇ~と話が盛り上がりました。

しかし日本語で生活できるといってもロサンゼルスももちろんアメリカ!グレーゾーンは許されずギャンブルはご法度です。ギャンブルが合法なのはカジノが認められている一部の特殊な地域のみです。逆に賭けをしなければ脅えることなく表立ってどんどん人を集められる訳で、一切のギャンブルはせず、お金を賭けずにプライドを賭けるというモットーで「Los Angeles Pride of Mahjong/らぽん」という名前と方向性が決まりました。男がプライドを賭けるなら真剣勝負以外ありえません。そんなわけで完全ノーギャンブル宣言と競技志向を併せた健康麻雀道場という斬新なスタイルに行き着きました。

最初はAMOSギャバンの中古卓2台で始めましたが、やはりロサンゼルス!日本人の麻雀好きがいるわいるわ。どんどん会員さんが増え、直ぐに卓が足りない状況になり嬉しい悲鳴をあげていたところ、突然アメリカ人の方からの問い合わせが。

それはサンフランシスコを拠点に麻雀クラブを運営する、Pacific Mahjong League, 通称PMLという団体のダニエル君でした。会って実際に麻雀をすると、あらびっくり。私よりも日本の麻雀事情に詳しく、そして知識も豊富で日本語も少し話し、麻雀の腕も大したもんでした。全てが驚きです。ア、アメリカ人でも麻雀強い奴が居るんだ・・・

ダニエル(写真左)


しかしその驚きはタダの始まりで、PMLの大会に誘われサンフランシスコへ遠征して目にしたのは、ふだん彼らがクラブで使っているというAMOS最新最上位機種のREXXⅡ6台と60名規模の大会用に追加で揃えた中国卓9台でした。そして大会中に使用されたのは全ての上がりと点数の動きを独自のプログラムに入力し記録をとるという我々が今まで見た事もないほどハイテクな取り組みでした。主催クラブの大会スタッフは符計算もジャッジもしっかりできていて、なんならこちらが間違えて突っ込まれる始末。これが我々のほとんどが初めて経験するという麻雀の大会でした。

そして、そこで翌年の世界リーチ麻雀選手権(WRC)の話を聞き、PMLはこれにもみんなで参加するとのこと。我々も負けてはいられないと1年かけて特訓を重ね、何と・・・アメリカ代表という事で我々の中からも6名ほど参加させて頂きました。

WRCでの結果はさておき、現地では日本のプロの方達からとても気さくにお話を聞かせていただけたり、大会後もやり取りや相談にのって頂いたりと親交を深めさせていただいております。海外のプレーヤーとも仲良くなりヨーロッパ、アジア諸国、南米、オセアニアとアメリカ以外にも多くの麻雀仲間が増え、今でもらぽんに連絡をくれたりします。

日本のプロの方との実力差が桁違いなのはいうまでもないのですが、所作やマナー、それからセオリーや条件をクリアーするという事など海外プレーヤーに不足している点がWRCでとても目につきました。疑問を仮説に、大会中にたくさんの海外プレーヤーに聞いて回った所、もっと学びたいと思っているが英語で得られるのは「初歩的なゲームをするにあたり」程度でそこから先の情報がないとのこと。もちろん所作、マナー、条件などの情報も皆無です。彼らが一番欲しているのは英語の麻雀のコンテンツでした。

それを聞いて、なんとか日本と世界の麻雀の架け橋になれないか、英語でのコンテンツを増やせないか、もっともっと多くの海外プレーヤーが現れるような取り組みはできないかと考える日々が続きました。当時らぽんの人数が増えていた時期で、現場の運営だけで正直手が一杯でしたが、らぽんに集まってくる人も仲間なら、日本語の壁を超えてリーチ麻雀に飛び込んできた世界中のプレーヤーも仲間です。麻雀好きが楽しく集まりたいというらぽんの原点に戻り、世界の麻雀仲間のために我々ができることをやってみよう!とネット、SNSを使ってロサンゼルスから世界に向けて勝手に一生懸命がんばっております!

Los Angeles Pride of Mahjong/らぽん

◆ウェブサイト http://www.laprideofmahjong.com/
◆ブログ http://ameblo.jp/laponmahjong
◆Twitter https://twitter.com/LAPOM2
◆Facebook https://www.facebook.com/losangelesprideofmahjong/
◆Youtube https://www.youtube.com/channel/UCfnleKYpLF-ByGMFE9_H9eA
◆場所 16901 S. Western Ave. Gardena, CA 90247

この記事のライター

らぽん やえはた
ロサンゼルスの健康麻雀道場。
リーチ麻雀の世界への普及に少しでも貢献出来ればと思います。

新着記事

Return Top