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アメリカ麻雀事情(5)海外プレーヤーとの感覚や文化の違い

アメリカ麻雀事情(5)海外プレーヤーとの感覚や文化の違い

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海外プレーヤーとの感覚や文化の違い

海外のプレーヤーとリーチ麻雀の話をしているとどこか視点が違うなという印象を持ちます。日本人の「言わなくてもなんとなくわかるでしょ」ではなく、海外の人なので言葉で意思疎通をしなければいけないのは当然なのですが、同じベースがあって話していると思ったら時々「え?!」となることがあります。

ひとつには、海外には現行の日本の麻雀の情報がさほど出回っていないのでベースになる共通の認識がないというのが理由と思われます。よほど日本語ができる一部の人しか日本の情報を正しく得ていません。日本語から翻訳をして情報を発信している多言語プレーヤーもいますが、何切るや戦術に関する要望に応えるのが精一杯です。全般的な麻雀の情報を通して育つ「共通の感覚」という部分まではフォローできていません。

ふたつめに、海外にはまず雀荘がないので不特定多数の人と卓を囲む機会がありません。戦術もマナーもスタンダードはなくクラブごとのなんとなくな雰囲気です。マナーとはそもそも不要なトラブルを避けるためのものですが、クラブの仲間内ではまぁまぁとその場が収まるので特に必要性を感じることがないようです。手づかみでピザを食べながら手積みで洗牌して牌がオイリーになったり、卓上にビールを置いてこぼしてマットが汚れることもあるそうです。仲間同士で大丈夫ならクラブ内では構わないのですが、仲間内での慣習だけがスタンダードではもちろんありません。

しかし、このマナーの話題で「名刺を両手で渡す日本人とは文化が違うから」という思わぬ切り口で反論がきたことがあります。

たしかに諸外国では食事中にテーブルに肘をついたり、脚を大きく組んで踏ん反り返っているように見えてもマナー違反ではありません。よりオーバーな動きで点棒を投げて渡すとやられた感が相手によく伝わるでしょう。ただリーチ麻雀は日本のゲームであるが故に日本式マナーが根っこにあるのです。我々日本人は食事中はテーブルに肘をつくと行儀が悪いと言われますし、身振り手振りを使うオーバーリアクションで気持ちを表現しません。よって対局中も卓に肘はつかず点棒もそっと渡すのがよしとされています。

ただし本当はこれは文化の違いではないのです。ロサンゼルスのらぽん道場には日本人、現地のアメリカ人が多く来ます。日本人だから最初からマナーを知っているかというと実はそうではなく、卓に肘をついたり手牌に関するおしゃべりをしたり点棒を投げて渡す人は普通にいます。ではアメリカ人が日本式マナーを受けつけないかというとそうではありません。言葉の行き違いで不要なトラブルが起きないよう、らぽんではマナー講習会をしたり、マナー月間を設けて標準以上に励行に努めていますが、「言わなくてもわかる」はずの日本人でも長年の染みついた習慣から抜けきれない人もいますし、アメリカ人でもすばらしいマナーでお手本のような人がいます。

つまり、日本人か海外プレーヤーか、文化がどうこうというのは関係なくそもそもは「知らなかった」ということ。そして「知った」後に本人がどれだけ麻雀をリスペクトして向上心を持って臨むかという一点につきます。

トーナメントに対する認識の違い

アメリカの大会はまだまだ始まったばかりで手探りで運営されていますが、それでも熱心にプレーヤー達は参加しています。我々はその大会に参加する度、マナーだけではなく競技中の条件下における行動に違和感を感じることがあります。

アメリカ麻雀便り1にも書きましたが、彼らには英語でプロの対局を理解する、ニュースに触れる、戦術本を読むというソースがありません。従って大会参加者には驚くほど差に開きがあります。彼らの多くは地元のクラブと天鳳で育っています。プレーヤーもですがクラブ自体も若く、入れ替わりも多いので、ノウハウを蓄積し後進に伝えるというシステムが確立されていません。大会参加者の多くは日本の人のように、このルールの雀荘なら、ウマがあるなら、天鳳ならと目的を切り替えたり条件を考えたりする経験もないので、一辺倒にがむしゃらにプレーする人が目立ちます。また大会運営側のフォーマットも完全ではないので、参加者も競っている風でもあり楽しんでいる風でもありなんとなく優勝が決まって、あー楽しかったねと終わります。

大会運営側、参加者が情報の少ない中で未経験のことにチャレンジしているので仕方のないことではありますが、これも日本人だから海外プレーヤーだからという問題ではなく「情報が少ない」「知らない」ことに起因しています。なぜなららぽんでは早くから何を目的とする麻雀なのかという明確な基軸を作って説明し、同じ目的の中で競うという取り組みをしてきました。文化が違ってもどこの国の人とでもきちんとした基軸の元で説明すれば、共通の認識を持つことができることを我々は経験から学んでいます。

まとめ

言語が違えど一緒に楽しめるベースボールのように、将来的にリーチ麻雀もそうなればと願っていますがこのままでは「知らない」ことでいざこざが増える予感がしています。まだまだ海外ではリーチ麻雀の歴史が浅いので、我々はまずロサンゼルスから始め、次第に外へも広がって欲しいと地道に活動を続けています。いつか世界のリーチ麻雀プレーヤーからアメリカ人プレーヤーはマナーと気配りが素晴らしい!と言われる日がくることを夢みています!

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この記事のライター

らぽん やえはた
ロサンゼルスの健康麻雀道場。
リーチ麻雀の世界への普及に少しでも貢献出来ればと思います。

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