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アメリカ麻雀事情(4)アメリカプレーヤーが麻雀を始めたきっかけ

アメリカ麻雀事情(4)アメリカプレーヤーが麻雀を始めたきっかけ

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さて第4回となり、みなさまにアメリカの麻雀事情が楽しんでいただけているかいささか心配ではありますが、お伝えしたいことが山ほどありキーボードを打つ指が止まりません。このような機会を与えていただいた麻雀ウォッチさんの懐の深さに感謝です。

前回までがルール、クラブの様子などのハード面だとしたら、今回はアメリカでリーチ麻雀を実際にしているプレーヤーというソフト面にフィーチャーしたいと思います。

実は我々、たまたまロサンゼルスに住んでいるというだけのごくごく普通の日本人でして、大会などでそのクラブの様子を垣間見たり、各地から参加したプレーヤーと同卓すると、その個性に度肝を抜かれることが度々あります。これは是非みんなにも紹介しながら、我々もどうして彼らがリーチ麻雀を始めたのか聞いてみたくなり、毎週、各地のゲストに電話をつなぎインタビューするというポッドキャストのようなRiichi out to Mahjong Friends(リーチアウトトゥ麻雀フレンズ)という番組をYoutubeで始めてみました。

その取り組みで出会った方々を少し紹介してみようと思います。

まずは、第1回のゲストのジョージア州でクラブを発足しようと働きかけているミシェルさん。彼女はご両親が軍の関係者だったためまずアメリカ麻雀を覚え、いろいろなルールに興味を持った事からリーチ麻雀を始めたようです。アメリカ麻雀について教えてくれましたが、中でも気になったのが「エアフォースルール」。軍の方たちが好んでプレーしていたようです。詳しくは分かりませんが、すぐに飛べるように原点が低く設定されていたのか?などと想像が膨みます。

シアトルクラブからのゲストに聞いたグループしての取り組みも面白かったです。毎年シアトルではアニメのコンベンション・サクラコンというのがあり、このコンベンションでリーチ麻雀を広げる活動を行っています。他州からの来場者も多く、シアトルクラブのプロモーションがオハイオ州やワシントン州でのクラブ発足に繋がったそうです。シアトルクラブのサクラコンプロモーションは長く続けられていますが、最初はたまたまザック君が麻雀牌をアニメコンベンションへ持っていったところ、多くの人が興味を示し楽しく遊べたという経緯から始まったもので、今ではシアトルクラブ総出でのデモンストレーションで徹マン組が出るほどの人気ぶりだそうです。

シカゴクラブ、サンフランシスコクラブもこのようなアニメ系のコンベンションには力を入れていて、咲やアカギ好きな人がリーチ麻雀を始めるきっかけ作りになればとみんなでがんばっております。

サンフランシスコクラブは、シリコンバレーという土地柄のせいかプレーヤーの多くがプログラマーやIT系です。いち早くスコア入力ソフトを作り、各プレーヤーの和了率、放銃平均点、連荘回数など詳細な個人成績スタッツを出しています。このソフトは、らぽんと一緒に開催したチームトーナメントで大活躍しました。チーム戦だけではなく、大会の際にはとても便利です。入力に一手間かかりますが、きちんと点棒授受しているはずでも100点棒に誤差があることもあり、ソフトと持ち点が合わない場合は記録を遡ってチェックできます。これでずいぶんヒューマンエラーが減っていると思います。

そしてどこのクラブにもいるのが2ヶ国語、3ヶ国語を操る多言語系プレーヤーです。彼らは日本語ソースから得た情報を英語で伝えたり、自分自身で記事を書いてシェアしたりとボランティアワークでしかない作業を担ってくれています。そこまで読み書き会話ができなくても日本語で歌うカラオケがめちゃくちゃ上手かったり、麻雀の戦術書を読みたいがために日本語クラスに通い始めたプレーヤーもいます。書き初め体験で他のクラスメートがお手本通りに「富士山」や「希望」と書いている中、半紙いっぱいに「東」と書いたり、麻雀用語だけは完璧なので会話練習の時に「たぁなぁっかさんがぁ、倍満を和了りました。一万六千点でぇす。」と特定の人にしか通じない例文を量産しているようですが、なんとも微笑ましく愛おしさが募ります。

Riichi out to Mahjong Friendsではたくさんのゲストから話を聞き、バックグラウンドは多種多様ながら、麻雀アニメが入り口となったプレーヤーが多いことが分かりました。アニメファンベースで作るコミュニティがアメリカのリーチ麻雀創成期の母体となっていますが、我々が発信を続けることで入り口を広げ、今後もっといろんな分野の人がリーチ麻雀の魅力に気づき、入ってきて欲しいと願っています。また、それを支えるために現場でがんばっている人達の努力を知っていただければと思います。

Los Angeles Pride of Mahjong/らぽん

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この記事のライター

らぽん やえはた
ロサンゼルスの健康麻雀道場。
リーチ麻雀の世界への普及に少しでも貢献出来ればと思います。

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