爽やかな見た目とは裏腹に、「卓上の爆撃機」という異名を持つ浅井堂岐。大のお酒好きでも知られており、飲み会の席では場を和ませてくれるムードメーカーでもある。今年でプロ11年目、中堅の位置にさしかかってきた浅井。そんな浅井の雀士として歩んできた道、その強さや魅力に迫ってみよう。
目次
浅井堂岐プロの基本情報・プロフィールデータ
名前 | 浅井 堂岐(あさい たかき) |
異名 | 卓上の爆撃機 |
生年月日 | 1985年12月24日 |
出身地 | 埼玉県 |
血液型 | O型 |
趣味・特技 | サッカー観戦、お酒 |
本人公式SNS | Twitter |
所属団体 | 日本プロ麻雀協会 |
プロ入会年 | 2010年 |
主なタイトル | 初代皓王位 第6回モンドチャレンジマッチ勝ち抜け |
同じ日本プロ麻雀協会に所属する、青木さやの4コマ漫画にも登場している浅井。イケメンで明るく、とても社交的な性格だ。その性格から「チャラい」と周りから言われることもある浅井だが、本人としては「常に真面目だから」という理由だそうだ。
第67話 女流雀士と浅井堂岐
経歴
2010年:日本プロ麻雀協会プロテスト合格
2017年:第7回チャンピオンロードGC優勝
2021年:初代皓王位獲得、第6回モンドチャレンジマッチ勝ち抜け
麻雀との出会い・きっかけ
小学生の頃はゲームで、高校の時は部活の仲間と軽く麻雀に触れる機会があったという浅井。本格的に麻雀を覚えて打ち出したのは大学時代、友人にメンツが足りないと誘われたのがきっかけだった。そして吉田光太の雀荘でバイトをすることになり、徐々にプロ雀士達と接点を持つようになっていく。まわりの人間がほとんどプロという特殊な環境の中にあったことで「自分も同じ場所にたって力を試してみたい」という思いからプロを意識するように。一度は会社員として働いたものの、プロ雀士になりたい思いは変わらず、2010年、25歳のときに日本プロ麻雀協会のプロテストを受験し、プロ入りを果たしたのであった。
浅井堂岐の打ち方や雀風
「卓上の爆撃機」と恐れられている浅井はかなりの高打点を求めていく打ち筋・麻雀スタイルだ。信条は「この手はまだ伸びる」であり、どこまでも打点を求めていく雀風だということをうかがい知ることができる。
浅井堂岐の対局時の様子
2021第1回皓王戦 決勝
オンライン対戦麻雀「天鳳」を用いたタイトル戦の記念すべき第1回目にあたる大会である。決勝のメンバーは浅井堂岐(協会)、 保里瑛子(麻将連合)、 澤谷諒(日本プロ麻雀連盟)、 宮澤太佑(日本プロ麻雀連盟)だ。浅井以外は、プロ歴が3年目と若く、Aリーガーでプロ歴11年の浅井が優勝候補筆頭と目されていた。その注目の戦いは終盤までもつれ、最終戦のオーラスを迎えた段階で、1位宮澤に対して2位の浅井は僅か1.7ポイント差だった。あがれば勝ちという状況でオーラスは3本場までもつれ込み、最後は浅井がツモり、優勝を飾った。
天鳳を用いたタイトル戦 第1期皓王戦は日本プロ麻雀協会 浅井堂岐が優勝!/第1期 皓王戦 決勝
2021第1期皓王戦~ベスト8A卓~
トップとは約3万点差の16100点持ちの4着目で迎えた南3局、この局面で卓上の爆撃機が出撃した。ドラは南、南家の浅井の元に暗刻が3つ揃うと、北家のリーチに対しても迷わず勝負に出る。これには解説者も興奮した様子で「浅井のノータイム」と引かない勝負に出た様子を伝えた。結果、浅井が門前で仕上げてをツモり門前ホンイツ・ダブ南・ドラ3の倍満をあがることに成功する。これによって順位をあげた浅井が皓王タイトル獲得へ向け前進していくのであった。
2015セガネットワーク対戦麻雀 MJ5
プロ雀士と対戦できるネット麻雀「セガネットワーク対戦麻雀 MJ5」で見せた、浅ロの守備力が光る一打を紹介しよう。9巡目で上家がリーチ、待ちは4・7ソーだ。それに対して一発で当たり牌の7ソーをツモッてしまった浅井は、瞬時に危険牌だと察知しドラ3のチャンス手でもあるのに回し打ちの判断をした。結果、相手の当たり牌を囲いながら、役牌2ドラ3の満貫をあがることに成功。危険牌を察知する判断もそうだが、回しながら打ち、再び勝負どころが来ると鳴いて攻める-。高打点のみを狙うだけでなく、勝負所をしっかりと見極めた見事な判断が光った一打であった。
SNSでの評価・評判
浅井自身の投稿は、麻雀の大会についての発信が多い印象だ。他のプロの打ち筋に対して、「あの局面での5s打ちはかっこ良すぎる」など痺れる一打をつぶやいていることも印象的で、あらゆるところから麻雀を学ぼうとする姿勢が現れている。Twitter内での評判は皓王戦に関する記事やコメントが多く寄せられていた。
麻雀最強戦、松坂桃李似の浅井堂岐(たかき)プロ残念でした。
— つついっち(仮) (@IyXChDvLhPJsh9A) May 22, 2021
浅井の風貌を象徴するツイート。言われてみれば確かに似ているかもしれない。
タイトル戦決勝で、遅刻ペナルティ20p(無論故意ではない)からよく巻き返した、協会A2の浅井堂岐プロが初代皓王位。再来週の麻雀最強戦タイトルホルダー頂上決戦の出場権獲得。
— す け こ ま ち@ジョイナー団地総裁3・14期目 (@sukekomashicb) May 9, 2021
宮澤大佑プロも、最後までバチバチ競り合った。でも、カミさんのゆーみんにいい報告したかったはず(>д<)
#皓王戦決勝 pic.twitter.com/iQ7Z6Jii93
遅刻してペナルティーありでの優勝はある意味伝説となっている。
浅井堂岐のニュース・こぼれ話
浅井堂岐が出演しているタイトルホルダー戦DVDが発売予定
皓王位になった浅井が出場した、麻雀最強戦2021#5タイトルホルダー頂上決戦の模様が、2021年9月3日にDVDで発売予定だ。河野高志・柴田吉和・白鳥翔・浅井堂岐による、決勝進出を掛けた熱い一戦が収められている。タイトルホルダーとなって間もない浅井にとっては、初参加となるビッグタイトル戦。浅井のファンであれば是非チェックしておこう。
浅井の所属するIT企業ブルベース株式会社がTwitterアカウントを開設。麻雀イベントも開催
【初心者も歓迎!】プロ麻雀士(皓王 浅井プロ)と対局!
— ブルベース株式会社 (@bullbase_inc) August 30, 2021
日時:9/24(金)19時〜
参加費:無料
プロ雀士:浅井堂岐(皓王戦初代優勝)
渡辺卓也(クラウン、R2リーグ、オープンリーグなど様々な大会で優勝)
主宰:ブルベース株式会社
そのほか詳細はDMにてお問い合わせください🐃
浅井が所属するIT企業「ブルベース株式会社」がTwitterアカウントを開設。エンジニアを対象とした麻雀イベントを開催することを告知した。