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もっと勝つための現代麻雀技術論 第188回 「被先制テンパイ時の待ち選択」

もっと勝つための現代麻雀技術論 第188回 「被先制テンパイ時の待ち選択」

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危険牌を切ることになっても、良形テンパイに受けることがむしろ失点回避にもつがる

 「危険牌を切って良形テンパイ」と、「安全牌を切って悪形テンパイ」の比較であれば、「危険牌を切って良形テンパイ」が原則有利であることは本でも取り上げた通りです。

 1巡だけの安全を買うために悪形テンパイに受けると、その巡目以降は良形テンパイに受けた場合より不利な勝負をすることになるので、失点回避の観点からもかえって損するためです。

 もちろん、危険牌を切って押す選択が、ベタオリと比較しても微妙~降り有利であれば、安全牌を切って悪形テンパイに受け、危険牌を引いたら降りる選択が有力になりますし、切る牌が特別危険である場合もこの限りではありません。

 しかし、良形テンパイであれば多くのケースで、「押し有利」でしたし、本でも申しましたが、悪形テンパイに受ける場合に切られる牌が現物である一方、良形テンパイに受ける場合に切られる牌の放銃率が15%を超えるケースも稀なので、基本的に、危険牌を勝負することになっても良形テンパイに受けられる方がよいことが言えます。

 ただし注意したいのは流局間際の場合。第176回でも申しましたように、元々アガれることがあまりないのですから、待ちが悪くなっても基本は比較的安全な牌を切ってテンパイを維持できる方がよいです。うっかり形で無駄に危険牌を切らないように気をつけましょう。

「攻めるなら最大限に攻める」が、打点同士の比較の場合は成り立たないことも多い

 多くの場合、「危険牌を切って良形テンパイに受ける」方が有利というのもあり、「攻めるなら最大限に攻める」、「安牌を切って手牌の価値を下げるのは中途半端」とよく言われます。

 確かに、「アガリ率」の観点からは最大限アガリやすくするのが有利になることが多くなります。「良形低打点」と、「悪形高打点」の比較も、リーチ平和と悪形リーチ三色の比較といった、先制テンパイ時ならやや後者有利程度であれば、被先制時は前者を選びます。

 しかし、本のp169の表にありますように、テンパイする時に切る牌の放銃率の差によって、待ちが同じであっても放銃率だけでなくアガリ率でも結構差が出ます。そもそも切る牌が通らなければアガることはできないので、当然と言えば当然のことではあります。

 しかし。「攻めるなら最大限攻める」という意識があると、「どうせ押すのだから、アガれた時に最大限成果が得られるように」と考えがちになります。

 一貫性がない、中途半端という言葉にとらわれず、あくまでその時点で最も有利な選択が何かについて、冷静に比較して判断するようにしましょう。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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