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第207回 ネマタの雀魂日記〜魂天になるまでやめれま天

第207回 ネマタの雀魂日記〜魂天になるまでやめれま天

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ネマタの雀魂日記とは
  • 『ネマタの雀魂日記』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによるネット麻雀「雀魂」で魂天位を目指すコラムです。
  • 初回はコチラ                         

今年は段位戦だけでなく雀愉内での友人戦にも力を入れていきます。友人戦での牌譜検討も承っているので、興味のある方は是非ともコミュニティに御参加下さい。

様々なフィールドで麻雀を親しむ方がいらっしゃるので友人戦のルールも様々。今回は連盟公式ルール(一発裏ドラ無し)で対局しました。

雀魂牌譜

東1局

役牌とドラが対子で入ったチャンス手。ツモでも1シャンテンに取れるからと打としてを残しましたがこれも一長一短。ツモでポンテンを取れる形を逃すだけでなく、ターツ選択になった場合も局面によってはカンを残すこともあります。他家に動きのないこの局面では目一杯に構えた方がよかったかもしれません。

結果的にで東家に2900振り込み。東家の最終手出しは南家に鳴かれた。ドラ表示牌より後まで残したことからテンパイしているなら。前図でターツ選択の余地を残していれば放銃を避けられたかもしれませんね。安牌を残せば必ずしも放銃率が下がるとは限らないのも麻雀の面白いところです。

東1局1本場

一発裏無しはリーチのメリットが薄いですが、全体的に高打点になりにくいので、「メンゼンでリーチすれば満貫に届く」手をメンゼンで仕上げるメリットは大きい。が3枚見えになりましたが、薄いリャンメンは他家に使われにくいので、山に残っている可能性も、テンパイして他家から出アガリできる可能性も高い。ルールや局面で判断が変わり得るのが麻雀ですが、諸々の要素でメリットとデメリットが打ち消し合って、結果的に判断が変わらないケースが少なくないのも麻雀ではないでしょうか。

をスルーした2巡後にテンパイ即リーチ。対門の一姫から一発で出て裏が…失礼一発裏無しでした。7700の一本場で8000です(笑)

東4局

私「リーチの現物を切ってカンテンパイ…」

一姫「切りで九蓮宝燈1シャンテンにゃ!」

うーん。まさに魅せる麻雀。真面目な話、一発裏無しなうえに順位点が小さい(一人浮きのトップでも素点にして12000点相当)ので案外ありなのかもしれません。

南2局

南2局。一発裏無しなら安全圏ともいえるトップ目。それなら平和ドラ1でもダマ…いやいや、こんなに場況の良いリャンメン。リーチせずにはいられません。

終盤に一姫からで出アガリ。一体どんなテンパイが入ったのだろうと思ったら待ちのメンチン! をツモれば12000オールでした。

こんなに強い待ちなのにアガるのにだいぶ時間がかかったなと訝しんだのですが、リーチした時点で場に切られてないは7枚全部山でしたが、そのうち4枚は王牌でした。雀魂は不定期でローカルルールの交流戦が実装されますが、今度あったらドラ表示牌の隣までツモるルールを希望します。

南3局

他家全員が中張牌をバラ切りしている不穏な場。クイタンでさっさと場を流したいのでポン。この局面なら中張牌が鳴きやすいうえに、中張牌だらけの手牌になっても他家テンパイに降りやすいです。この場況で点数状況だけ東1原点だったらどうするのかも気になりますね。他家が遅そうだからとタンピン三色狙いでじっくり行くのか、それとも1人くらいは本手が入っているものとみなしてクイタンで交わしにいくのか。この辺りは強引に手役を作りにいく頻度が高いルールであるが故の難しいところです。

あれあれ。3枚目のでロンですってよ。これはもしや…

一姫「ヤクニャン!」

3万点近い点差を一発で捲られてしまいました。トビ無しなのでオーラス親番が回って来ましたが逆転することかなわず。今日も雀愉では一姫の高笑いが聞こえてくるのでした。それではまた次回。

雀魂 について


オンラインで全国のプレイヤーとリアルタイムに対戦できる麻雀ゲームです。
全世界のプレイヤーと対戦を行うことができる「段位戦」、チャットを送れる友人と好きなルールで対戦できる「友人戦」、プレイヤー同士で開催/参加できる「大会戦」など様々な対戦スタイルにより、麻雀の初心者から上級者まで幅広くお楽しみいただけます。
「咲-Saki- 全国編」とのコラボも決定!

 

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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