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第208回 ネマタの雀魂日記〜魂天になるまでやめれま天

第208回 ネマタの雀魂日記〜魂天になるまでやめれま天

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ネマタの雀魂日記とは
  • 『ネマタの雀魂日記』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによるネット麻雀「雀魂」で魂天位を目指すコラムです。
  • 初回はコチラ                         

正月三ヶ日連続投稿。今年も新年衣装が登場。昨年の復刻もあります。クリスマスに続き出費が続きますが折角なので購入しちゃいました。

雀魂で楽しむためだけでなく勝つために投資したいという方は、来月発売の『ウザク本4』がお勧め(私も少しだけ校正を担当しています)。「1局まるごと何切る」なる新形式の何切る問題が登場していますがこれが面白くて為になります。私も今後面白い対局があれば、「雀魂日記」内で、「リアル1局まるごと何切る」をやっていこうと思います。

雀魂牌譜

東1局

友人戦より、「まるごと何切る」を2局紹介。平和をつけづらくホンイツが少し見えるので字牌を残して端牌切り。

ホンイツが狙えそうですが組が足りてない形。ツモ残りのくっつき1シャンテンに取れた方がよさそうなので切り。が雀頭になるので意外と染めにくいです。

組み合わせが足りて1シャンテン。こうなればリャンメンができるより字牌が重なった方がずっとよい手になるので打

チートイツ、三暗刻1シャンテンでもあるのでホンイツに決めずに打

チートイツやツモり三暗刻ならテンパイに取るつもりでしたがカンイーペーコーならどうか。に加え、なら再度テンパイに取る手もあります。これならテンパイ外しが有力でしょうか。

カンのホンイツ、イーペーコー8000テンパイ。

切りならロンでも6400。もし打点が要らない場合は打ツモ打も待ちになります。安め5200ならリーチを選ぶこともそれなりにありますが、6400ならほぼダマにします。

ロン。6400です。

東2局1本場

メンツが1つも無い場合は特に手役意識。789三色のターツがあり、が重なれば鳴いて11600コースもあります。メンツ手以外にチートイツも3シャンテンであることも押さえておきましょう。打

を引いて難しくなりましたが。赤ドラが2枚だけで十分打点が高くなりやすいとなると、使いにくいドラの価値が下がりました。は重ねてダブドラドラでも11600。三色とチートイツでターツやトイツに手をかけにくいとなればドラでもシンプルに浮き牌切りが良さそう。個人的には3シャンテンからドラを切ることがほとんどないので迷いました。

をツモ切ってしまいましたが、こうなれば三色は789でなく赤ドラを両方使える567があります。ツモでもメンツが残り、チートイツになった場合にが既に無いこともあるので打だったでしょうか。4枚見えでが山に残っている可能性が高く、を引くようなら789三色が残る方がよいと判断しました。

こうなるとが残っていれば567三色1シャンテン。も残っていればリャンメンができています。個人的には字牌を残す手組が好みですが、数牌を残すことによる様々な受け入れや変化を正しく評価できているかと言われると正直自信がありません。

何とを引き戻してきました。引き戻して別の牌を切る選択を視野に入れているかどうか。フリテンの可能性が残るターツの価値を正しく評価できているかどうか。これが上手くできてこそ、字牌残しやターツ落としといった、「手狭に受ける」選択による恩恵を受けられます。

ピンズが3メンチャンに伸びました。

も使い切れる形になりました。

最高の牌を引いてテンパイ。ダマで出アガリ跳満に届くからダマなのか。3メンチャンで安めは11600止まりだからリーチなのか。こんな時は局面をよく見て、「リーチしてもアガれそうか」で判断。安めのはかなり山に残ってそう。2巡目にを切って待ちはそこそこ手が入っている他家や安牌に窮した他家からは止まりにくい。3メンチャンの中でも相当絶好の待ちとみてリーチしました。

安め…でも一発ツモ裏で24000点!正月早々気持ちの良いアガリになりました。初心向けの「ウザク本4」と異なり、こちらでは初心から超マニアックなものまで扱いますが、どんな問題でも打牌を選ぶまでのアプローチは同じだということをお伝えできれば幸いです。

 

雀魂 について


オンラインで全国のプレイヤーとリアルタイムに対戦できる麻雀ゲームです。
全世界のプレイヤーと対戦を行うことができる「段位戦」、チャットを送れる友人と好きなルールで対戦できる「友人戦」、プレイヤー同士で開催/参加できる「大会戦」など様々な対戦スタイルにより、麻雀の初心者から上級者まで幅広くお楽しみいただけます。
「咲-Saki- 全国編」とのコラボも決定!

 

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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