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ネマタの戦術本レビュー第968回「『データで勝つ三人麻雀』編 その5 著:みーにん 編:福地誠」編

ネマタの戦術本レビュー第968回「『データで勝つ三人麻雀』編 その5 著:みーにん 編:福地誠」編

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。
  • 第1回から読みたい方は、目次からご覧ください!

当レビューは書籍の内容に関するネマタ氏が当書の回答に異論があるもの、追記事項があるものを取り上げます。姿牌、局面については書籍を購入してご確認下さい。

10 ピンフVS一通

四麻ではピンフVS三色でしたが、三麻には三色同順がないので一通との比較。本質的には同じです。アガれなかった時の失点を踏まえると、四麻の時ほどドラ0のケースは差がつきませんでしたが、データのうえでは結論が変わるまでは至らないということになりました。

しかし、天鳳位のコメントにありますように、実際にはドラ0でもリャンメンを選ぶことが多いでしょう。理由は単純にをツモって安手でも高くなることがあるため。見えていないが少ない場合はアガれなかった時の失点が高くなるので、やはりリャンメンを選ぶことになります。カンチャンダマもありますが、リーチして他家が降りてくれた方が、アガリが出るまでにをツモれることが多いことを踏まえると、やはりリャンメンリーチに分があることが多そうです。他の比較についても、天鳳位の意見に同意します。

11 字牌待ちVSリャンメン待ち

テーマ9で、四麻に比べると字牌待ちの優位性が薄いと書きましたが、今回もデータのうえでは四麻の場合と結論が変わるまでは至らないということになりました。

しかし微差ではあるので、こちらもをツモってくることを踏まえればリャンメンを選ぶことが多いでしょう。字牌待ちが有利になりやすいケースについても、天鳳位の意見に同意します。

なお、プロ連盟の三麻(麻雀格闘倶楽部)についても、抜きドラはありませんがツモ損無し、赤4(に2枚ずつ)なので、傾向としてはそれほど変わらないとみます。

みーにんさんの『データで勝つ三人麻雀』

宇宙初! 三人麻雀のデータ戦術書

スピーディーでゲーム性が高いことから愛好者も多い三人麻雀。四人麻雀に比べると圧倒的にデータの蓄積量が少ないが、本書は麻雀データ研究家・みーにん氏が収集、解析した膨大な天鳳鳳凰卓での実践データに基づいた、前例もそしてこの後にも出てこないであろう、唯一無二の三麻戦術書である。実践の場でどう立ち回るべきなのか、データが導き出す!

【ココがすごい!】
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●100個以上のグラフ・表・式を駆使
●8代目三麻天鳳位・abantes氏が各テーマごとに解説した実践向きコラムを掲載

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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