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ネマタの手組の達人 第4回

ネマタの手組の達人 第4回

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・何切る史上最も豪華な手牌?

2011年頃に「近代麻雀オリジナル」に掲載された問題から出題。実戦でも一度くらいはこんな配牌が来て欲しいものです。

を切れば単騎テンパイ。リーチすればダブルリーチ、メンホン、混老頭、チートイツの9翻で16000。裏が乗れば24000のアガリになります。1巡目の字牌単騎ならアガれたも同然。字牌待ちリーチはリャンメン待ちと同程度にアガリやすいと言われますが、安牌がない1巡目となればなおのこと字牌は出やすい。1巡目のリャンメンリーチのアガリ率が約85%なので、実際は9割近くアガれることが期待されます。

しかしこの手は何と言っても字一色2シャンテン。序盤に切られやすい字牌をポンしていけばすぐにでも役満でアガれそうです。2シャンテンのアガリ率を見込むのは難しいですが、6巡目にテンパイすれば約70%、9巡目までにテンパイすれば約60%というところでしょうか。

ダブルリーチの場合、裏ドラが乗る確率はかぶり牌が多い形なので約15%。一発ツモの三倍満、一発ツモ裏裏の数え役満もあるので、平均打点は約18000点、アガリ率は高く見積もって約90%というところでしょうか。役満狙いが32000点(実際はダブル役満以上があるのでもう少し高い)、アガリ率は低めに見積もって約60%としても、局収支で役満狙いが勝ると言えそうです。

とはいえ、麻雀は素点だけでなく順位点があります。一般的な25000点30000点返し、ウマ10−30だとすると、トップの順位点は50000点。倍満のアガリでもほぼトップで終われるとするなら、ダブルリーチも候補に上がります。

 麻雀順位予想計算機で調べたところ、16000点を出アガリして東2局を迎えた場合のトップ率は約54%、ツモアガリなら約60%。24000点出アガリだとしてもトップ率が約62%にしかならないので、おそらくトビ終了を考慮されておらず、実際はもっとトップ率が高くなると思われますが、仮に70%にまで伸びるとしても、役満出アガリなら100%トップ終了ですから、判断が変わるところまでは至らないとみます。もし今回の問題が、「順位戦かつ親番、トビ有り」の設定であれば、24000出アガリでほぼトップ確定とみてダブルリーチに分がありそうです。

・高打点で、警戒されなければ鳴きやすい手ほど河作りを意識

回答も役満狙いで打が多数派でしたが、この手は字一色の5ブロックが既に揃っているので打も候補に挙がります。私の推奨も打。狙いは字牌を鳴きやすくするためです。

他家にこちらを警戒させることがメリットになるかどうかは手牌次第ですが、警戒させるということは、「自分と他家両方のアガリ率を下げる」ということ。今回は字牌を鳴くことさえできれば簡単にアガれる役満手。これほどアガリ率を下げたくない手牌もありません。ポン材としては相当優秀なはずのトイツをいきなり落とした場合と、から落とした場合とでは、字牌の鳴きやすさに結構差がつきそうです。

もちろん他家の河を全く気にしない人もいますし、気にしていたとしても、「まさか序盤でそんな手が入っているはずがない」と思い込んで字牌が止まらない人が多いかもしれません。しかし、警戒されなかった場合は大三元字一色の可能性が残るというメリットのために、警戒されて字牌を止められた場合に役満アガリ逃しにつながる選択は避けたいですね。役満は浪漫とも言われますが、ここまで揃っていれば役満は最早現実。しかし現実を見据えているからこそ、最大限に役満をアガれるように手を尽くしたいものです。

ちなみに近代麻雀オリジナル誌上で「その他」の回答をされたのが、マジシャンのマギー審司さん。その回答とは、「に変えちゃう」。アガれるかどうか分からない字一色ではなく、「ワザ」を使って確実にアガれる地和。私も一度くらいは、ステータスを活かした粋な回答をしてみたいものです笑

次回の問題

 ドラ

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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