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ネマタの手組の達人 第5回

ネマタの手組の達人 第5回

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頭の切り替えが必要?アタマ無し何切る

1アタマ4メンツのアガリ形を「23333」と表すと、今回の手牌は「13322」。アタマの無い2シャンテンです。4つある「2枚」のターツをどこから落とすのかの選択。メンツ候補過多(オーバー)の手牌を「6ブロック」と呼ぶことが多いですが、今回のようにアタマが無い場合は「5ブロック」でもメンツ候補過多になります。手牌のパターンが変われば切る牌も変わるもの。パターン分けの考え方を浸透させたいので、今後もこちらの方法で手牌を分類して表記することにします。「」の枠を超えて2枚の牌があれば、その手牌はメンツ候補過多です。

アタマが無い場合も、まずはメンツが完成した形を比較

を比較するなら、まずはどの牌を切っても残るのドラ含みカンチャンがメンツになった場合。をツモってターツ落とし。「13332」の1シャンテンになった形を比較してみます。

いずれもメンツかアタマができればテンパイ。マンズのイーペーコー形カンチャンは、ピンズのイーペーコー形ペンチャンは、ソーズのペンチャンはでテンパイ。イーペーコー形がメンツができるツモは1枚減りますが、アタマができるツモが増えるので残した方がテンパイしやすくなります。打>打は明確ですね。テンパイする枚数なら打が打より1枚多いですが、イーペーコーは1翻、三色は2翻ですから打>打とみてよいでしょう。

アタマが無ければアタマが完成した形も比較

メンツが完成した場合は三色とテンパイしやすさで打有利。多数派も打でしたが、アタマが無い場合はアタマが完成した形も比較する必要があります。がアタマになった場合。ひとまずはツモからターツを落とし。「23322」の1シャンテンになった形を比較してみましょう。

打点はリャンペーコーがあるので打有利。テンパイする枚数でも、ツモのチートイツがあるので打有利です。先にをツモった場合は、ドラが浮いてテンパイ時の打点差が更に大きくなるのでなおのこと打に分があります。

優劣は押さえたうえで実戦では場況で判断

と打の比較は何とも難しいところ。個人的には、「既にドラ2枚あるので、メンゼンで手が進む場合は三色をみるメリットが薄い」「三色なら仕掛けもきくが、仕掛けた場合は3900止まり。ドラ表示牌のカン残りなので仕掛けがきくとしてもあまりアガリやすくならない」。このあたりを踏まえると打に分があるとみました。

ただしイーペーコー形は自分で1枚使っている分アガリにくいという要素もあります。が更に1枚切れているようなら打が更に1枚切れているようなら打。優劣があるといってもその程度の差に過ぎないでしょう。『現麻本』はイーペーコーの価値を高く見積もり過ぎと言われることが結構ありますが、実戦では「更に1枚以上切れている」ケースも多々出現するのが違和感の正体でしょう。優劣はあるにしても微差と分かっていれば、場況に応じた打牌も選択しやすくなります。

ターツ落としは、「どちらから落とす」かも考えておく

 「その他」には、ソーズペンチャンを落とすなら打からがよいと判断した方もいらっしゃるかもしれません。実は最初は打を想定解にするつもりでした。「ツモなら今度は打とする」「よりが裏ドラになりやすい」というのがその理由です。

しかし今回はいずれのターツも手役、ドラ絡み。ツモで打とした場合はイーペーコー、チートイツの受けが消えるので手牌の価値がさほど高くなったとは言えません。裏ドラ率については更に微々たる差なのでから理由にするには弱いです。

それでも最序盤であれば、ペンチャンの外側から切って少しでも手牌構成を絞られにくくすることも考えますが、今回は6巡目にして2シャンテンと後手を踏むことも多いです。特に条件が指定されていなければ、将来危険になりやすい内側の牌から切るのを原則として一応打としました。

ターツ同士の比較となると4択に絞るのが難しいですね。ターツ落としでどちらから切っても差がつきにくい場合は、「その他」でない方を想定解にしていると思ってもらって結構です。

次回の問題

 ドラ

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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