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ネマタの天鳳日記 第108回

ネマタの天鳳日記 第108回

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面子候補オーバーですが、を引いた時の受け入れを強くするためだけにドラのカンチャンを外すのは損とみて、直接の受け入れのロスが無い打としました。

 …打かカンチャン落としの2択と思い込んで、第3の選択肢である打を見落としていました。

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 打北とした場合はツモでも直接の受け入れは増えませんが、ここでドラを引いた場合、を残していれば打で完全1シャンテンの形に受けられます。

 ドラツモ以外も、ツモなら打とする手があります。4連形ができるツモはともかく、ツモの中ぶくれ形なので打はやりにくい選択ですが…

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 ツモと引きメンタンピン1シャンテンになったのでドラカンチャンを外しますが、この時を残していればツモだけでなく、ツモでもテンパイする形になります。(他に雀頭無し)。いわゆるウイングの形です。だけだとを残すメリットが薄いですが、と2面子くっついていて他に雀頭が無い形なので、引きで受け入れが広くなり強い1シャンテンになります。

 打北とすると確かにツモで1シャンテンを逃しますが、先にを引いた場合は、直接の受け入れは増えないとはいえを残していることがメリットになります。メンツ候補十分(5ブロック)に受けるのもメンツ候補オーバー(6ブロック)に受けるのもあくまで、「よりよい手を目指す」手段に過ぎないので、どちらを選ぶかはあくまで実際の手牌と局面に応じて判断すべきですが、シャンテンが進んだ時の受け入れだけでなく、1ブロック落とすことでよりよい手にするための浮き牌を2枚抱えることができるという観点からも、5ブロックに受けた方が有利であることが多いのではないでしょうか。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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