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ネマタの天鳳日記 第109回

ネマタの天鳳日記 第109回

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アガリまで遠く雀頭が無くなる仕掛けですが、ソーズをもう1枚引けばホンイツの4面子の候補が揃う形。2フーロしたうえに雀頭が無い1シャンテンというケースも結構ありそうですがそれでも高打点ならあまり気になりません。今回はホンイツが見えやすくドラ東なので特に迷わず仕掛けますが、「安くて遠い仕掛け」になりそうな場合も、スルー以外に、鳴いたうえで「アガリまでは更に遠くなるが高くて安牌が残る仕掛け」にする選択肢が無いかも確認するとよいです。

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 今回はツモがかなり噛み合ってあっという間に跳満テンパイ。

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 上家からリーチが入りますが当然突っ張ります。

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 高打点テンパイでほぼ押すとしても、「ほぼ当たりと分かる牌を止めるかどうか」「待ち選択ができる形になった場合に何を切るか」については考える必要があります。
 今回は発ツモで打8s、打9s、打発の3択。5sが通ったので打9sならスジ待ちに受けられますが、この局面でリーチ者以外から通ってないソーズが切られるとは考えにくい。リーチに放銃する可能性があるだけ自分のアガリ率も落ちるのでここでは損とみます。

 一方、8sは発に比べれば当たる可能性はありますが、こちらは3フーロして最低でも満貫、最高で倍満まで考えられる手。いくらリーチしないと役が無いとしても、北家の立場でカン8sや8sと何かのシャボでリーチを打つのはリスクが高いので考えにくい。いずれにせよリーチ者からの出アガリは期待できない以上、跳満を倍満にするに越したことはないとみて打8sとしました。
 逆に言えば、こちらが高打点テンパイに見える仕掛けを入れているにもかかわらず押してきた他家がいるのであれば、それなりの勝負手、少なくとも捲り合いで勝ちやすい良形待ちにはなっているとみます。こちらの仕掛けが実際にはノーテン、あるいはテンパイでも低打点の場合は、強気に押してきた相手の手を強めに見積もって、押し引きは引き寄りで判断することになります。

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 実際はこの8sが当たり。思わずえっ?と声が出そうになりましたが…

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 …ああ、そういう形でしたか(笑) これなら高めツモ満貫、相手の待ちを押さえきった可能性もあるとみてリーチされるのも納得。この待ちは無いだろうと思ったら変則多メンチャン(今回のようなシャボ+カンチャンといった基本の待ちが複合した形)の形で読みを外すのは大概レアケースですが、今回は打発という選択肢がある以上、レアケースもケアすべきだったかもしれません。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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