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ネマタの天鳳日記 第202回

ネマタの天鳳日記 第202回

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 ソーズのホンイツ本線ですがチャンタもあります。チャンタの雀頭ができた方がリャンメンができるよりよい手になるのでツモ切り。前巡は一応親の現物ということでを残しましたが、1枚切れ&一応123三色もあるということでを残した方がよかったように思います。

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 巡目はかかりましたが何とかテンパイ。

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 こちらの仕掛けは明確にソーズホンイツの河になっていますが、流局間際に東家が切り。ノーテンから通ってない牌をわざわざ打つとは考えにくいので、東家はダマテンでしょう。

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 流局間際なら役アリテンパイにこだわることもないので、の筋で打としました。

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 ところがこので12000の振り込み。手痛い失点となりました。

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 東家の最後の手出しは打。その1巡後に西家がを切っているので、実はは通っている牌でした。何巡もツモ切りが続いたために、最後の手出しがどこだったかを失念していました。

 リーチは多くの場合宣言牌が最後の手出し牌ですし、テンパイしてそうな鳴きに関しても手出し牌に意識が向きやすいので、「最後の手出し牌」が何だったかを覚えておくことは難しくありません。

 しかし、最後の手出しが入った段階で、「まだテンパイしてないだろう」と思っていた他家に関しては、意識しておかなければ最後の手出し牌を覚えておくことができず、覚えていないと今回のようなミスを引き起こしてしまう場合があります。

 私自身手出しツモ切りを覚えるのが苦手ですが、覚えるのが苦手な要因の一つが、自分の手牌や他家の河を見ることに専念し過ぎていることにあります。手牌や河はいつでも確認できるのですから、その分の労力を、その時点でしか確認できない手出しツモ切りに集中させるべきでした。

 そしてその「手出し」「ツモ切り」に関しても、全てを覚えようとする必要はありません。「手出し」が入ったところだけチェックするようにすれば、必然的にチェックが入らなかったところはツモ切りなので、「手出し」「ツモ切り」を両方確認しようとするよりも覚えやすいですし、その手出しについても、「最後の手出し牌」と、「1つ前の手出し牌」だけ覚えていれば、手牌読みが絡んでくるケースの多くに対応できるようになります。

 「最後の手出し牌」と「1つ前の手出し牌」だけなら他家3人合わせても覚える箇所は6つ。これなら手牌を覚えるのと比べても難しくありません。覚えておく必要がないケースが多いこともあり、今でも覚えておくことを怠ってしまいがちですが、今回の件を機会にもっと意識できるようにしたいと思うことでした。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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