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ネマタの天鳳日記 第203回

ネマタの天鳳日記 第203回

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 親リーチが入りましたが、西家のを鳴けばテンパイ。待ちは残り4枚とはいえリーチ者の現物待ち(も両筋)に受けられるので、被先制時の平均的なリャンメンテンパイのアガリ率に大きく劣るということはないでしょう。

 のみ手とはいえリャンメンテンパイなら一般的に親リーチ相手でも案外押せるものですが、今回はスルーしました。 

 1つ目の理由は、(リーチの時点で)1枚切れのを456牌よりも残したリーチであることから、変化を残す必要がないと判断されたことからリャンメン待ちの可能性が高いということ。一般的に中盤リーチのリャンメン率は6割程度というところ。押し引き基準はそのうえで、「のみ手でも案外押せる」と判断しているので、リーチの待ちが必ずリャンメンなら押せる領域は狭まります。

 2つ目の理由は、これも宣言牌がであることによるものですが、東家が完全1シャンテンの形から安牌を抱えないとするなら、待ちでは無いことになります。そうすると待ちがかなり絞れるので、テンパイ時に切ることになるで放銃するリスクも高まります。先切りされるケースもあるので確実ではないですが、通った筋の本数が6本も増えるとなると放銃率にかなりの差がつくので、やはり押せる領域が狭まると言えます。

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 3つ目の理由は、をスルーしても必ずしも降りるとは限らず、より有利な条件で押せる可能性が残るということです。をツモってテンパイ。東家のリーチがリャンメンとすればは通ります。リーチ棒出費があるとはいえ一発裏ドラがある分打点面でも有利。今度は追いかけリーチに分があると判断しました。

 「一般論としてはやや押しに分がある」程度の手牌の場合は、引き寄りになる要素が実戦では多数あります。逆に、実戦で押し寄りになる要素は、「切る牌が通りやすいと読める」「点数状況的に押さざるを得ない」といった、「気付きさえすれば押した方がよいと迷わず判断できる」ものが大半です。

 昨今の戦術書の押し引き基準を押し過ぎとみる見解が実力者の中でもあるのは、こういった実戦感覚との差異によるものではないかと考えます。打牌選択の土台にするうえで基準を設けることは重要ですが、実戦ではどこまでいっても、局面に応じて打牌同士を比較する必要があることを意識しておきたいものです。

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 先行リーチ者から一発でアガって裏1の5200。東家は予想通りリャンメン待ちでしたが、待ちはではなく、を先切りした待ちでした。が既に枯れていたことを考えると先切りは妥当なところ。全色の456牌が切れていたので先切りのケースもそれなりにありそうではありましたが、このあたりをどう押し引き判断に組み込めばよいかは個人的にも気になっているところです。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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