麻雀の鉄人 挑戦者 藤田晋 が6月27日、麻雀スリアロチャンネルにて放送された。
なんと今回は「ひかりTV」と同時生放送。放送途中にCMが流れるなど、麻雀番組としては画期的な放送となった。
※ひかりTV
フレッツ光回線または光コラボレーション事業者が提供する光アクセスサービスを利用した映像配信サービスで、自宅のテレビにフレッツ回線を繋げれば専門チャンネルやビデオ、カラオケが楽しめる。
今回の挑戦者はサイバーエージェント代表取締役社長・藤田晋。
竹書房主催の国内最大規模のタイトル戦「麻雀最強戦」で優勝し、国内最強アマチュアと言っていいだろう。
そんな藤田が対戦者として選んだ鉄人は以下の三人。
村上淳(最高位戦日本プロ麻雀協会)
多井隆晴(RMU)
成岡明彦(101競技連盟)
1回戦は村上がトップ。2回戦は成岡がトップ。3回戦は多井がトップと藤田にとっては苦しい展開となった。
しかし4人のポイントに差はそれほどなく、3回戦終了時点でのスコアは以下のようになっていた。
順位 | 名前 | Total | 1回戦 | 2回戦 | 3回戦 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 多井隆晴 | 27.7 | ▲1.8 | ▲15.0 | 44.5 |
2 | 村上淳 | 1.5 | 47.7 | ▲28.7 | ▲17.5 |
3 | 成岡明彦 | 0.9 | ▲14.3 | 44.8 | ▲29.6 |
4 | 藤田晋 | ▲30.1 | ▲31.6 | ▲1.1 | 2.6 |
多井・村上・成岡はトップで優勝。藤田は多井をラスにして7800点以上差をつけると優勝。
もちろん藤田は多井がラスでなくても自身が大きくプラスすれば条件を満たす。
最終戦はいきなり三人リーチの激しい戦いから始まった。
リーチ合戦を制したのは村上。放銃したのは多井であったため藤田にとっても悪くない展開。
だが東4局2本場、藤田の先制リーチに成岡が追いつく。しかも一発でツモ!
4000は4200オール+供託の大きいあがりとなる。
しかし鉄人たちの反撃はすぐにきた。
今度は村上が先制リーチ。同巡多井もリーチ。
村上に軍配があがり、裏ドラも乗って跳満、成岡を捲ってトップに立つ。
この後今度は成岡が満貫をツモり、優勝は村上と成岡の一騎討ちになるかと思われた。
しかし南3局。親の多井が3巡目でリーチ。しかも安目はイーペーコー、高目は三色になるピンフでドラも1枚。
これをツモれば今度は多井がトップに立つ。だがこれがなかなかアガれない。
そうこうしているうちに藤田が四暗刻をテンパイ!
藤田のアガり牌は村上に流れ、結局二人テンパイで流局。
藤田は随所に見せ場を作るも、今回は一歩及ばなかった。
優勝は成岡。成岡は他の鉄人に比べてメディア露出が少なく、一般知名度は低い。
しかしその実力は麻雀界には広く知られており、今回の優勝で今後は活躍の場をより広げていくだろう。
成岡明彦(なるおか あきひこ)
日本麻雀101競技連盟所属。自称Tシャツ芸人雀士。最近は炎上雀士も狙っているらしい。
頭脳明晰、麻雀も強い、しかしちょっと変わっている。何がちょっと変わっているかは表現しずらい。
気になる人はご本人のTwitterをチェック!(Akihiko Naruoka:@NALNAL1985)