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宮成さく、山内稜子の未来ある敗退劇【シンデレラファイト シーズン5 BEST16 GroupA  #3 担当記者・坪川義昭】

宮成さく、山内稜子の未来ある敗退劇【シンデレラファイト シーズン5 BEST16 GroupA #3 担当記者・坪川義昭】

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東家:大川佳弥乃(日本プロ麻雀連盟)
南家:梶梨沙子(最高位戦日本プロ麻雀協会)
西家:山内稜子(最高位戦日本プロ麻雀協会)
北家:宮成さく(日本プロ麻雀連盟)

山内稜子
最高位戦日本プロ麻雀協会所属で2年目の若手ホープだ。
今回のシンデレラファイトが初出場であり、ノーシードでBest16まで進出。
この結果だけでも十分強さは証明されているが、彼女が目指すものはもっと先にある。

宮成さく
日本プロ麻雀連盟所属で5年目の選手。
第4期・第7期桜蕾戦優勝、女流桜花Aリーグ所属という実績は、今メンバーの中で群を抜いる。
タイトルを所持すると出場権が無くなるシンデレラファイトだが、新人戦は対象にならないため、出場権を保持したまま二度の戴冠を果たしているという稀有な存在だ。

東1局

チー。

[四][四][五][六]で晒したのは山内。
特に[四][七]が薄いというわけではなく、むしろ待ちにしたい部分だ。
では、焦った仕掛けなのか?というと、そんなことはない。
1sが2枚切られている以上、この手は[白]をポンして1,000点が関の山。
[四][七]を自力で埋めたとしても、残り2枚しかないシャンポン待ちのリーチになるわけで、
手牌価値が非常に低いと言えるだろう。
[白]をポンすることが必須ならば、ポンではなくロンにした方が隙は生まれない。
シビアで優秀な選択である。

南家の梶が[東]を叩いて満貫のイーシャンテンに漕ぎ着く。

更に宮成も[北]をポンして満貫のテンパイ。
どちらも開局から入った超勝負手だ。

たった1,000点のバック仕掛けだが、勝敗を左右するような大物手を捌いた山内の功績は大きい。

東3局1本場

大川が高目三色のリーチを打つ。
二人勝ち上がりの勝負だ。
なるべく早くリードを築き、安全地帯へ逃げ込みたい。

中盤から手詰まりを起こしていた宮成が手を止める。
打牌候補は
・リャンメンにしか当たらない[3]
[7]のワンチャンスで[9]が枯れている[8]
・シンプルに当たるパターンが少ないドラの[発]や今持ってきた[中]の四択だろう。
どれも選ぶ理由が存在し、優劣を付けるのは難しそうだ。

ワンチャンスの価値を大きく見た宮成は、[8]切りを選択。
放銃となってしまったが、安目の3,900点で済んだのは不幸中の幸いだ。

南1局

終盤にドラの[白]を仕掛けて宮成がテンパイを入れる。

ドラを手放した親番の大川にも、12,000点のヤミテンが入った。
イーシャンテンからのドラ切りで、積極性の高いテンパイ取りである。

ハイテイ前に宮成が[③]を引き当て2,000-4,000。
この一撃でトップ目まで突き抜けた。

南3局1本場

勝負の分かれ目となった一局である。
親番が流れ、後のない梶が[北]をポン。

この局を自身のアガリで消化できれば、通過目前の宮成もタンヤオで2フーロを入れる。

3メンチャンのテンパイを入れた山内もリーチで応戦。
接戦が故に、ひとつのアガリが最終結果に直結しやすい重要な局面だ。

山内の宣言牌を仕掛けて、四頭立てとなった宮成が[四]を掴む。
これを止めるのは不可能だ。
[四]だけが危険なわけではなく、他の牌も同等に危ない。
自身がリャンメン待ちのテンパイであれば、アガリ抽選を受けた方が圧倒的に良い。

宮成はこの[四]を止めた。
劇画を観ているかのようなスーパープレイだ。
[六]が宣言牌とはいえ、この放銃を回避できるプレイヤーはそうそういないだろう。

終わっていたはずの南3局は、神でも続編を知らない中盤戦へと突入する。
リーチをかけていた山内がドラの[9]をツモ切ると、梶がポン。
[⑤][⑧]テンパイを入れて、最後まで押し切る覚悟を見せた。

山内の[⑤]を捉えて8,000点。
ここまで出番のなかった梶が最終コーナーで差し切り、トップ目でオーラスを迎えることとなる。

南4局

大川が3巡目にテンパイを入れた。
山内、宮成が追い付く術は残されていない。

決着はすぐに着く。
大川の700-1,300で試合は終了した。

プロ2年目とは思えない堂々たる麻雀を披露してくれた山内稜子がここで敗退となる。
鋭い攻めを駆使してノーシードで勝ち上がった彼女が、来年どんな成長を遂げるのか楽しみだ。

そして、宮成さくもここで敗退。
理を超えた[四]止めや、どんな窮地に立たされても冷静な判断を下し続けた麻雀に魅了された視聴者は多いはずだ。

二人の麻雀プロ人生は始まったばかりである。
この敗戦が彼女達を、更に強くするだろう。
是非またこの舞台へ舞い戻ってほしい。

♯3の勝者は大川佳弥乃と梶梨沙子の2名。
始まったばかりのように思えるシンデレラファイトも、既に中盤戦に突入している。
次週の闘いも見逃せない————

Day5結果レポート

#1,#2観戦記

「えー、ここで臨時ニュースです。香野蘭が暗闇で、何者かに襲われました。」【シンデレラファイト シーズン5 BEST16 GroupA #1 担当記者・中島由矩】

店長は願をかけました。【シンデレラファイト シーズン5 BEST16 GroupA #2 担当記者・神尾美智子】

公式HP

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