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小西雅の最終舞踏会【シンデレラファイト シーズン5 GroupD #2 担当記者・坪川義昭】

小西雅の最終舞踏会【シンデレラファイト シーズン5 GroupD #2 担当記者・坪川義昭】

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東家:小西雅(最高位戦日本プロ麻雀協会)
南家:柊なつき(日本プロ麻雀協会)
西家:大川佳弥乃(日本プロ麻雀連盟)
北家:内村翠(日本プロ麻雀連盟)

♯2の対局者は人気、実力共に秀でており、全員が本戦シードでの出場である。

この中で注目選手を選ぶとしたならば、小西雅は避けられない。

・シンデレラファイトシーズン1
本戦SemiFinal敗退
・シンデレラファイトシーズン2
本戦Best16敗退
・シンデレラファイトシーズン3
本戦Best32敗退
・シンデレラファイトシーズン4
本戦Best16敗退

この番組が始まって以来、常に本戦へ出場し続け、シンデレラファイトの顔と言っても過言ではない選手である。

シンデレラファイトと共に歩んできた麻雀プロ人生。
集大成を披露する舞台はここしかない。
お馴染みの入場ポーズを見ることができるのも、今年が最後だ。
勝利だけを求め続けた小西のラストイヤーが始まる————

東1局

先制リーチは南家の柊。
絶好のカン[8]を引き入れて、満貫確定リーチを打った。

親番の小西がすぐに追い付く。
前巡に[七]が切られてしまい、感触の悪いテンパイではあるが、悠長なことは言っていられない。
逡巡することなく、追っかけリーチを選択した。

小西の[6]を柊が捉えて8,000点。
手痛い放銃とはなったものの、選択に後悔は一切ない。

東2局

失点を取り返すチャンスが、すぐに到来した。
ピンフ・赤・ドラ2の満貫テンパイ。
ここでも小西は、迷わず牌を横に曲げる。

見事、一発で[③]を引き当て3,000-6,000。
たった一局で戦線に復帰し、7年目の意地を見せつけた。

南2局1本場

小西の運命を分けた局がこちら。
親番の柊が役牌の[中]をポン、[④][④][③][⑤]でチーしてホンイツへ向かっている。
[⑦]が余ったことで、他家も対応せざるを得ない。

ここに無筋の[⑤]を勝負したのは大川だ。
絶好のカン[⑥]を引き入れて、高目イッツーのテンパイである。
即リーチといきたくなる待ちだが、他家の視線が柊に集まっていることもあり、ヤミテンを選択した。

しかし、次巡に[⑨]を引くとツモ切りリーチを敢行する。
柊の仕掛けに対して2枚のピンズを打つならば、ヤミテンの効果が薄いという判断だろう。

安全牌がない小西は、苦肉の策で[7]のワンチャンスを頼る。

追い込まれた小西に選択肢がいくつかあった。

[9]切り
[6]-[9]という絶好に見える待ちでのテンパイならば、即リーチとなるだろう。
手牌価値が低ければヤミテン続行で、ツモ切りリーチが発生する可能性は低い。

[北]切り
大川のリーチ後に柊が手出ししたのは、1枚切れの[西]
[西]は通っており、テンパイが入っていなかったことが確定している。
この情報から、今テンパイする牌を引いていない限りホンイツに※北が当たることはない。
大川のリーチに関しても、即リーチが選ばれていない時点で、字牌の危険度は低く見積もって良いだろう。

[②]切り
柊のホンイツに対してトップ目の大川がカン[②]のツモ切りリーチで勝負を挑む可能性は低いと予想できる。
柊の仕掛けに関しては、上記同様の考察ができることで2枚持っている[北]切りの方が優秀だろうか。

選択肢はこの3つだが、どれも当たりにくいような気がするし、逆に当たるかもしれないという恐怖もある。
小西が選んだのは[9]切り。


大川に倒された手牌を見つめ、小西の顔が歪んだ————
敗退争いが内村、小西の二名に絞られる12,000点放銃である。

南3局

トップ通過を意識した柊が、カン[三]の三色でリーチ。

後がなくなった小西だが、希望の見える手牌で無筋を押し続ける。
三着目でオーラスを迎える価値は、非常に大きいのだ。

手牌を開いたのはヤミテンを入れていた内村。
小西にとっては最悪の展開である。

南4局1本場

満貫ツモ条件の小西が、一枚ツモ切る毎に敗退が現実味を帯びていく。

柊がゲームを終わらせ、小西にとってのラストイヤーが幕を閉じた————

来年、この舞台で小西を観ることは叶わない。
しかし、麻雀に対して真摯に取り組み続ける彼女を、視聴者が忘れることはないだろう。

必ず小西は、違うステージで輝く時がやってくる。
それは、そんな遠い未来の話ではないはずだ。

トップを奪取した大川がBest16へ進出し、柊と内村が♯3に挑む。
次戦の闘牌も目が離せない。

Day4結果レポート

#1,#3観戦記

羽月(おかえりなさい、綱川さん。私は…。) 【シンデレラファイト シーズン5 GroupD #1 担当記者・中島由矩】

抗えぬ運命、その一打【シンデレラファイト シーズン5 GroupD #3 担当記者・中野るい】

公式HP

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