麻雀プロリーグ「大和証券 Mリーグ2019」86日目の戦いが3月2日(月)に開催された。
第1試合
第1試合は亜樹、白鳥、瀬戸熊、茅森の対局。
第1試合は連荘が無く、アガリが出続けスピーディーにゲームが進む。
東1局に亜樹から5200のアガリを決めた白鳥は、東2局にドラ単騎のテンパイにもとれる手を、一旦メンツの部分のを切ってテンパイをとらずに、タンヤオ・ピンフ・ドラ1に仕上げリーチ。2巡後にツモり、連続してアガリを決めた。
どうしても一勝を持ち帰りたい亜樹、東4局に2軒リーチに追いかけてリーチ・ピンフ・ツモの700-1300をアガリ、迎えた南1局の親番では、配牌が純チャンのイーシャンテン。しかしながらアガリには結びつかず、瀬戸熊に跳満をツモられ、亜樹はラス目に。
オーラスでも亜樹、瀬戸熊のリーチ対決となるも流局。序盤のリードを保ちながら、巧みなゲーム回しが光った白鳥の勝利となった。
勝利者インタビューで白鳥は「レギュラーシーズン終盤で、どうしてもトップをとりたいってわけではないんですけど、ラスを引くと危うくなり、トップをとるとセミファイナルに向けては王手かなと思っていたので、価値ある一勝になりました」と落ち着いて話した。
ファンに向けて「あと5戦、しっかり戦い抜きます。また、セミファイナルとかファイナルに行くってだけじゃなくて、優勝しようとチームの気持ちが一つになっていますので、これからも応援宜しくお願いします」と頭を下げた。
第1試合結果
1位 白鳥(ABEMAS)+56.4
2位 瀬戸熊(雷電)▲6.2
2位 茅森(フェニックス)▲6.2
4位 亜樹(風林火山)▲44.0
第2試合
第2試合は滝沢、白鳥、黒沢、茅森が出場。白鳥、茅森は連投となった。
各者のアガリ合いが続く。道中滝沢が満貫を茅森からアガって微差のトップ目となるも、赤やドラがある勝負したい手でテンパイが入らずオーラスに。
オーラスは黒沢が29600点、白鳥が28100点、滝沢が26800点と僅差で、テンパイノーテンで着順が入れ替わる点差を見事白鳥が一人テンパイで制し、2連勝となった。
勝利者インタビューで白鳥は「さすがにこれでセミファイナルには王手かなと思いますので、相当嬉しいです。場面によく入り込めた一戦でした。単騎で上がれた七対子も、頭の中が整理できていて素早い選択ができ、勝ちにつながったんじゃないかなと思います」と話した。
ファンに向けては「運よく2回トップをとれました。2半荘目は結構反省するところもあって、しっかり振り返りたいと思います。残り4戦だけではなく、セミファイナル、ファイナルに必ず行くので、応援宜しくお願いします。今日はありがとうございました」と嬉しさを滲ませた表情で語った。
第2試合結果
1位 白鳥(ABEMAS)+51.4
2位 黒沢(雷電)+8.6
3位 滝沢(風林火山)▲14.2
4位 茅森(フェニックス)▲45.5
3月2日トータル結果
ABEMAS+107.8
雷電+2.4
フェニックス▲51.7
風林火山▲58.2
次戦は赤坂ドリブンズ、渋谷ABEMAS、セガサミーフェニックス、U-NEXT Piratesが対戦。ボーダー争いはドリブンズとPiratesの一騎討ち。セミファイナルに進出するのはどのチームか。