9/21(火)16:00よりAbemaTV「麻雀チャンネル」にて放送された、RTDマンスリーリーグ準決勝 第2節 2回戦の様子をお届けします。
対局者は、起家から順に
藤田 晋(株式会社サイバーエージェント代表取締役社長)
佐々木 寿人(日本プロ麻雀連盟)
白鳥 翔(日本プロ麻雀連盟)
小林 剛(麻将連合μ)
レポートは、鈴木聡一郎(最高位戦日本プロ麻雀協会)がお送りします。
2回戦に登場したトータル最下位の白鳥を見ると、トレードマークともなりつつあるサスペンダーをしていない。
何やら、「サスペンダーをした日の成績があまり良くなかったから」とのこと。
この若き勝負師も、ゲン担ぎをするのだなと感心する。
東2局、2枚切れから藤田がカンをチーしてこのリャンシャンテンに構えている13巡目。
すでに字牌の手出しツモ切りも入っており、ドラ色であることを考えると、他家は真っ直ぐには押し返しにくい。
そんな中、この終盤で深い踏み込みを見せたのが白鳥だった。
生牌のとドラのが浮いているテンパイで、両方とも藤田に打ちにくい。
マジョリティは、切りのダマテンだろうか。テンパイを取らないというプレイヤーも多そうである。
一方、白鳥の選択はドラの切り。
順子で使われている可能性がある分、よりポンされにくく、なおかつ鳴かれたときに打点が読みやすい方を選んだ。
すると、このを藤田がポンして切り。
これを見て、を打てるようになった白鳥がを引いてを併せると、次巡にを引き寄せた。
700・1300と高打点ではないが、供託と1本場で十分な加点である。
この後、なかなか決まり手が出ないまま、小場の得意な小林が先行する展開で南入すると、決め手にするべく、オヤの佐々木がリーチをかける。
ここに斬り込んだのはまたしても白鳥。
ピンズのホンイツも見ていたが、佐々木からリーチが入った状況で、この接戦であれば、もう打点は関係ない。
リーチのみで果敢に追いかけた。
すると、これが望外の一発ツモ。
ウラは乗らなかったが、1000・2000で白鳥がトップ目に立つ。
微差のトップ目だが、この接戦ではかなり大きなアドバンテージ。
後は、手牌に素直に打ち、オヤ番では藤田からで2900を加点。
オーラスもわずか4巡でアガり切り、白鳥がトップで幕を引いた。
最高打点1000・2000の小場を、白鳥が打点よりアガリ優先の構えで押し切った。
小場の得意な小林を抑えてのトップに、白鳥も満足げな表情を浮かべ、トータルも同点5位に順位を上げている。
■次回放送(準決勝第3節):10月4日(火) 16:00~ AbemaTV麻雀チャンネルにて
藤田晋invitationalRTDマンスリーリーグとは
2014年に麻雀最強位を獲得した藤田晋が、団体の垣根を超え、今最も強いと言われている麻雀プロを招いて開催される長期リーグ戦。
予選ではBLACK DIVISION・WHITE DIVISIONそれぞれ8名ずつの選手が出場し、7節28回戦を争う。
優勝者には2016年麻雀最強戦ファイナルへの出場権が与えられる。
視聴方法:AbemaTV( PC版 / iOS / Android)
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