第12期雀竜位・斎藤俊プロ(日本プロ麻雀協会)によるプロ対局の寸評記事!今回は8月28日に行われた「女流雀王戦第5節」です。
女流雀王Aリーグ第5節(全8節)
順位 | 氏名 | 第5節 | TOTAL |
---|---|---|---|
1 | 水崎 ともみ | 14.0 | 284.0 |
2 | 月城 和香菜 | 36.0 | 242.0 |
3 | 水瀬 千尋 | ▲40.9 | 138.0 |
4 | 多田 ひかり | ▲67.1 | 80.6 |
5 | 佐月 麻理子 | 119.7 | 68.4 |
6 | 米崎 奈棋 | ▲92.0 | 54.2 |
7 | 竹居 みつき | 66.4 | 51.2 |
8 | 福山 理子 | ▲17.5 | 14.1 |
9 | 庄司 麗子 | 161.6 | 7.9 |
10 | 豊後 葵 | ▲53.8 | ▲25.4 |
11 | 石井 阿依 | ▲16.5 | ▲51.0 |
12 | 崎見 百合 | 124.6 | ▲167.4 |
13 | 大崎 初音 | ▲5.8 | ▲253.6 |
14 | 愛内 よしえ | ▲187.1 | ▲255.7 |
15 | 冨本 智美 | ▲45.6 | ▲276.3 |
オーラスを迎えツモ番あと僅か。石井阿依、親番で15巡目に下記の手が入る。
既に庄司麗子から先制リーチが入っている。この2人の争いは第1節でも書いたような。。
点数状況はこちら。
石井:29800
庄司:20300
多田:13200
水崎:36700
庄司のリーチにピンズは一枚も切れておらず、は庄司の中筋。石井のチョイスは切りのリーチ。庄司がを掴めば箱下まで葬られる。ハイテイ前、石井の最後のツモは・・・
こ・・・これは牌姿が変わるからカン出来ない・・・
ポトリと落ちるに庄司がロン。ハネ満の放銃で着落ちとなった。
第一節は石井が好スタートを切ったが今節は庄司が大きく巻き返し。庄司は再び決定戦を狙える位置に戻ってきた。
後半戦も熱い戦いになるに違いない。
女流雀王Bリーグ第5節(全8節)
順位 | 氏名 | 第5節 | TOTAL |
---|---|---|---|
1 | 中月 裕子 | ▲4.8 | 417.5 |
2 | 鳥井 ゆう | 89.2 | 391.0 |
3 | 上田 唯 | 92.2 | 312.4 |
4 | 逢川 恵夢 | 108.8 | 145.1 |
5 | 松嶋 桃 | 162.8 | 116.8 |
6 | 水口 美香 | ▲64.8 | 116.1 |
7 | 大島 麻美 | 60.7 | 84.6 |
8 | 三添 りん | ▲24.1 | 23.4 |
9 | ERIKA | ▲186.8 | 19.9 |
10 | 華村 実代子 | ▲113.3 | ▲20.3 |
11 | 蔵 美里 | ▲10.9 | ▲32.9 |
12 | 奥村 知美 | ▲2.7 | ▲144.7 |
13 | 日當 ひな | ▲32.6 | ▲176.5 |
14 | 有栖 麻理奈 | 28.9 | ▲217.9 |
15 | 会田 日和 | 37.6 | ▲221.5 |
16 | 崎村 あやか | ▲103.6 | ▲235.9 |
17 | おくみき | ▲69.0 | ▲292.2 |
18 | 都美 | 31.4 | ▲294.9 |
ここまで調子が出ず負債を重ねていた都美。オーラス親番を迎えトップまであと僅か。
都美:29100
三添:32000
大島:26800
おくみき:12100
ドラ
先制ピンフドラドラ。勿論リーチだ。
トップ目の三添と大島は手格好が追いつかずにオリ。
ラス目おくみきも負債を返さねば自身の降級が近づいてしまう。
ツモ 打
が3枚打たれるもチーはせずを重ね
でリーチ。
高め若しくは裏1以上の直撃で3着に、高めツモ裏で2着浮上の手に育てる。
結果は親の都美がをツモりあげ、4000オールが決め手になりトップ終了。
まだ折り返し過ぎ。あきらめるにはまだ早い。都美の巻き返しに期待。
女流雀王Cリーグ第5節(全8節)
順位 | 氏名 | 第5節 | TOTAL |
---|---|---|---|
1 | 澄川 なゆ | ▲5.9 | 388.1 |
2 | 麻生 ゆり | 62.7 | 327.4 |
3 | 杉村 えみ | ▲97.2 | 324.0 |
4 | りんのなお | 176.4 | 179.9 |
5 | 中山 百合子 | 155.6 | 169.0 |
6 | 藤森 ナオ | 145.9 | 159.1 |
7 | 命 | ▲75.9 | 31.1 |
8 | 柚花 ゆうり | 13.1 | 6.0 |
9 | ふゆつみ 千明 | 93.0 | 4.5 |
10 | 青木 さや | ▲124.9 | ▲27.5 |
11 | 倉岡 薫 | 28.6 | ▲37.6 |
12 | 水谷 葵 | 8.4 | ▲40.8 |
13 | 古屋 佳奈子 | ▲144.5 | ▲93.5 |
14 | 黒崎 有希 | ▲182.9 | ▲201.3 |
15 | 水瀬 夏海 | 66.5 | ▲224.0 |
16 | 中込 侑希 | ▲137.0 | ▲254.6 |
17 | 川又 静香 | 60.9 | ▲378.0 |
18 | 綾瀬 まり | ▲43.8 | ▲378.8 |
――倉岡さんが競技麻雀のプロになった動機を教えてください!
倉岡:私元々競技麻雀が好きだったんです。アマチュアでも出られる大会に出たり、プロのリーグ戦を観戦しに行ったりしているうちに自分もリーグ戦に参加してみたくなった、というのがきっかけですね。
――へぇ!じゃぁ元々競技麻雀に興味を持ってもらえてたんだね!プロに知り合いとかいたりするの??
倉岡:実は、はちこ先生(大崎初音プロ)や魔神先生(渋川難波プロ)に麻雀を教わっていた時期があったんですよ!
――竹書房のニコ生でやってた『渋川難波の魔神塾』ってやつだね。
倉岡:色々な団体から協会を選んだのはそういった動機もありました。
――普段は何をしているの?
倉岡:私は普段、看護師として病院で夜勤専従をしているんです。そして看護師の仕事が休みの日は神田の「にゃお」でメンバーをしています。仕事以外はどーせ麻雀するんだから、それなら麻雀も仕事にしちゃえばいいじゃん♪っていう感じでダブルワークしています。
――まさかのダブルワーク!看護師の仕事は勿論ハードだろうし、協会行事は日中開催だけど、体力大丈夫なの!?
倉岡:プロを始めた当初は看護師の夜勤しながら「にゃお」で夕方から最後まで仕事をして、さらに女流雀王戦と雀王戦リーグといくつかの大会に出ながらそれ以外の日に雀荘ゲストを入れてたんですが、やはり体力が続かず。笑
今はゲストと大会を減らして本業と「にゃお」と2つのリーグ戦に絞ることで落ち着いています。
――まだ忙しそうだけど(笑)でも限られた時間を目一杯活用しているのは応援したくなりますね!今後の活躍に期待しましょう♪