ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第150回「天才雀士3人に麻雀のことを聞いたらバカ勝ちできた。 著:ASAPIN その10」テーマ10「メンタルをどう整えるか」 ・麻雀の知識を増やす 今回は御三方の意見についてそれぞれ私の見解を申し上げます。正しい知識を身につけるというのは、今まで独学で打ち方を身につけてきた方や、データにあまり興味が無く直感に頼って打っていた方には特に有力と思われます。正しい知識が身に付いていないと、不調が続くとそれを...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第149回「天才雀士3人に麻雀のことを聞いたらバカ勝ちできた。 著:ASAPIN その9」テーマ9「カンはするべきか」 「カン」も従来の麻雀観では過小評価されることが多かったように思われます。その理由として挙げられるのが、「カンドラは自分に乗ることより、他家3人に乗ることの方が多い。」「自分が鳴き手の場合、自分に乗るのはカンドラ1種だが、メンゼンの他家はカンドラとカン裏で2種ある。」というものです。 しか...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第148回「天才雀士3人に麻雀のことを聞いたらバカ勝ちできた。 著:ASAPIN その8」テーマ8「ブラフ、けん制はどうやるか」 本書で強者の意見が一致している通り、「ブラフが主な目的の仕掛け」が有力になることはあまり多くありません。 アガリがかなり厳しい手とはいえ遠い仕掛けを入れると運良くメンゼンでリーチできる可能性が無くなるというのもありますが、もう一つの問題点として、仕掛けで他家全員を降ろせること...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第147回「天才雀士3人に麻雀のことを聞いたらバカ勝ちできた。 著:ASAPIN その7」テーマ7「完全イーシャンテンどのくらい取るか」 形式テンパイについては、「もっと勝つための現代麻雀技術論」第176回でも取り上げさせていただきました。ケイテンを取るための技術や、ケイテンを取るべきかどうかの判断自体は、単独ではそこまで重要というわけではありませんが、ケイテンを取る感覚がないと、手作りや押し引きの基準自...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第146回「天才雀士3人に麻雀のことを聞いたらバカ勝ちできた。 著:ASAPIN その6」テーマ6「完全イーシャンテンどのくらい取るか」 完全1シャンテンに取らずに浮き牌を残してリャンメン×2の1シャンテンに取る理由には以下のようなものが挙げられます。 ・ 将来危険になりやすい牌を先に切る・ 安全度の高い牌を残す・ 高打点への手変わりを残す・ よりアガリやすい手への手変わりを残す・ 他家から出アガリしやす...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第145回「天才雀士3人に麻雀のことを聞いたらバカ勝ちできた。 著:ASAPIN その5」テーマ5「手出しツモ切りをどのくらい見るか」 前回、「特定の牌を持っている」という読みは、「特定の牌を持っていない」ことを読むより難しいと申しましたが、待ち読みについても同じことが言えます。確かに当たり牌を読むことができれば、当たらない牌が分かっているだけよりずっと有利に対局を進めることができますが、よほど限定的な情...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第144回「天才雀士3人に麻雀のことを聞いたらバカ勝ちできた。 著:ASAPIN その4」テーマ4「山読みはどのくらいできるか」 と全て手出しで切っている場合、やが持たれていないことについては高い精度で読めますが、が持たれていることについてはそこまであてにはなりません。何故ならを持っていなくても、より役牌を優先して残すことは珍しくはないためです。役牌重なりのメリットをあまり評価せずメンゼンリーチを優先する...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第143回「天才雀士3人に麻雀のことを聞いたらバカ勝ちできた。 著:ASAPIN その3」テーマ3「カンチャンドラ1はリーチか」 先制テンパイで、手変わりが特に強い手というわけでもなければ、役無しカンチャンドラ1はもちろん、ドラ0であってもリーチしています。最近は悪形リーチのみはなるべく避けるという傾向も見られますが、一般論として先制悪形リーチのみは不利ではないことはこちらで示されています。http://...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第142回「天才雀士3人に麻雀のことを聞いたらバカ勝ちできた。 著:ASAPIN その2」テーマ2「対リーチにどのくらい押すか」 本書の牌姿であれば、安牌が十分あったとしても中盤過ぎまでは無筋2378は押し。両無筋456となると微妙ですが、今回は現物が1枚のみで通っていない牌が少ないこともあり押すことが多そうです。 「1シャンテン押しは悪」というのは、「先制テンパイなら悪形でも即リーチ」「降りるなら現物...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第141回「天才雀士3人に麻雀のことを聞いたらバカ勝ちできた。 著:ASAPIN その1」テーマ1「タンピンドラ1はどこから鳴くか」 本書の牌姿は2面子形のリャンメン×2の1シャンテンなので、9〜11巡目を鳴く基準とします。これが完全1シャンテンであれば11〜13巡目。 ピンフがつかない場合はそれぞれ3巡ほど鳴きを早めます。「科学する麻雀」で取り上げられた牌姿はピンフがつくものであったにもかかわらず、シ...