ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第263回「迷わず強くなる麻雀 著:鈴木たろう 編集: 鈴木聡一郎 その10」レッスン15 p65の手牌、今回は局面的には絞りを考慮に入れたいですが、打ならかなりアガリが見込める1シャンテン、を止めると良形でテンパイする受け入れが大きく減ることになるので、流石に打とします。p68についても打。ドラが重なって1シャンテンになるより、を引いてテンパイする方がずっとよい手です。 今回ははっきり絞ら...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第262回「迷わず強くなる麻雀 著:鈴木たろう 編集: 鈴木聡一郎 その9」レッスン13 p56の牌姿から何を切るかですが、「下家がマンズのホンイツっぽい」というだけであれば私もを切ります。「マンズのホンイツっぽい」ということは、マンズのホンイツではない、あるいはマンズホンイツを狙っているけどまだ面子候補が揃っておらずとりあえずだけはポンしたという可能性が十分にあるということです。まだマンズ...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第261回「迷わず強くなる麻雀 著:鈴木たろう 編集: 鈴木聡一郎 その8 」レッスン10 リーチに放銃しなくても自分がアガらなければ負けという局面なら、別の他家のテンパイを抑止するため、あるいは別の他家がテンパイした時に抱えていた危険牌がその他家の当たりになってアガリを逃すケースを避けるために、安牌があってもあえて危険牌から切る方がよいこともありますが、流石にかなり限定的なので実戦で使うこと...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第260回「迷わず強くなる麻雀 著:鈴木たろう 編集: 鈴木聡一郎 その7」レッスン9 p41の牌姿については、チートイツドラ2の1シャンテンとみれば無スジを押すのは若干厳しいですが、が出るようなら鳴いて押しやすい手牌になるので、7巡目で中以外の現物が無いという局面ならくらいはまだ押してそうです。ただ、本書の意図するところも分からなくはありませんが、やはり、「オリるな」というのはアドバイスと...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第259回「迷わず強くなる麻雀 著:鈴木たろう 編集: 鈴木聡一郎 その6」レッスン8 強くなる為には「いっぱい打て」というのは間違いありませんが、「いっぱい打つ」のは、「バランス感覚を養うため」というのには異論があります。むしろ、論理的に処理できるレベルの判断を、時間をかけずに正確に出来るようにするために必要なのが実戦経験です。 人間の論理的思考力で正しく処理できる問題については、昔の戦...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第258回「迷わず強くなる麻雀 著:鈴木たろう 編集: 鈴木聡一郎 その5」レッスン6 ルールの違いで判断に特に影響があるのが「順位点」ですが、把握していなくても麻雀を一通り打つことができるルールであるため、何となく上位を目指して打っているだけの人も少なくありません。普段打っているルールについては是非とも把握しておいて計算できるようにしておきましょう。 「順位点」を押さえたら、次は具体的に...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第257回「迷わず強くなる麻雀 著:鈴木たろう 編集: 鈴木聡一郎 その4」レッスン4 レアケースは気にしないと言いますが、正確には、「レアケースが起きなかった時に損するようなら、レアケースは想定しない」となります。起きなかった場合もほとんど損しないようなレアケースであれば一応は想定しておきます。麻雀は何度も抽選と選択を繰り返すゲームであり、人が「レアケース」と感じること自体は無数に存在する...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第256回「迷わず強くなる麻雀 著:鈴木たろう 編集: 鈴木聡一郎 その3」レッスン3 情報を正しく認知し、認知に基づいた正しい判断をして、判断に応じた正しい牌を選択する。選択フェーズのうちにやるべきことをまとめるとこんな感じでしょうか。多くの情報を正しく認知できる打ち手ほど実力者である傾向が高いことは間違いないことでしょう。 しかし、認知した情報自体は正しいとしても、その情報が打牌選択に...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第255回「迷わず強くなる麻雀 著:鈴木たろう 編集: 鈴木聡一郎 その2」レッスン2 とある昔の戦術書で、確率論や統計学の有用性や、人は例外の方が印象に残りやすいから錯覚が起こるということについて言及されているものがありました。 しかしその本は、抽選力を高めるという考え方を否定しているわけではなく、むしろ抽選力を高めるべく、ツイてない時は普段の逆をいくといったオカルトを推奨している箇所が...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第254回「迷わず強くなる麻雀 著:鈴木たろう 編集: 鈴木聡一郎 その1」レッスン1 麻雀をする目的が人それぞれなら、何をもって楽しいかも人それぞれなので、強くなれば強くなっただけ麻雀が楽しくなると言えるかどうかは、麻雀のどこに楽しみを見出すかによると言えます。次項で言及されていますように、麻雀というゲームは選択フェーズと抽選フェーズ、そして結果の3段階で構成されています。 勝つという結...