麻雀プロリーグ「朝日新聞Mリーグ2020」のセミファイナルシリーズ5日目の対局が4月19日(月)に開催された。
第1試合
第1試合は滝沢、萩原、岡田、寿人の対戦。
東1局は寿人のリーチが入る中、滝沢が岡田から8000のアガリで一歩リード。
東2局は滝沢が萩原との同じ待ちでの2軒リーチを制して3000・6000のアガリを決めて更にリードを広げる。
東3局は親の寿人が4000オールを決めてタキヒサ対決の様相に。
その後の1本場でも寿人が4000オールを決めてトップ目まで浮上した。
苦しい戦いとなっていた岡田だが、萩原から5200をアガって3着に浮上。
東4局では岡田が萩原との2軒リーチを制して3000・6000のアガリで上位陣に詰め寄った。
南1局3本場、南2局では寿人が更なる加点を決めてリードを広げた。
しかし南3局では滝沢が寿人から8000の直撃。点差を縮めてのオーラスとなった。
オーラスでは寿人と滝沢がどちらも聴牌。しかしアガリを決めたのは滝沢。寿人から門前ホンイツで12000のアガリを決めて抜け出した。
その後の2本場では岡田がドラ4のリーチをツモって3000・6000。2着に浮上してゲームを終えた。滝沢が大事な1戦でトップを獲得、チームは最下位を脱した。
第1試合結果
1位 滝沢(風林火山)+65.2
2位 岡田(サクラナイツ)+19.1
3位 寿人(麻雀格闘倶楽部)▲12.5
4位 萩原(雷電)▲71.8
第2試合
第2試合は滝沢、瀬戸熊、沢崎、藤崎が出場。
東場は流局と細かいアガリで進んだが、東3局に瀬戸熊が2000・4000のアガリを決めて一歩抜け出す。
東4局は沢崎が1000・2000のアガリ。僅かにトップ目に浮上して南入。
南1局は瀬戸熊が高め一気通貫のリーチ。安めながらも一発ツモの1300・2600でリードを得た。
南2局は親の滝沢が河に2枚切られている地獄単騎の待ち七対子でリーチ。3200オールのアガリで2着目に浮上した。
南3局2本場は親の藤崎と瀬戸熊の2軒リーチ。瀬戸熊がリードを広げてオーラスの親番を有利な状況で迎えた。
オーラスは親の瀬戸熊がダマテンで12000の手を入れるも、アガリ牌が出ないまま終盤に突入。最終手番で聴牌を外しての流局で決着した。2着目沢崎と3着目滝沢の点差は僅かだったが、沢崎が鉄壁の守備で降りきって、全員ノーテンでの流局で着順はそのままで決着となった。
第2試合結果
1位 瀬戸熊(雷電)+58.6
2位 沢崎(サクラナイツ)+5.5
3位 滝沢(風林火山)▲15.2
4位 藤崎(麻雀格闘倶楽部)▲48.9
4月19日トータル結果
風林火山(滝沢1着・滝沢3着)+50.0
サクラナイツ(岡田2着・沢崎2着)+24.6
雷電(萩原4着・瀬戸熊1着)▲13.2
麻雀格闘俱楽部(寿人3着・藤崎4着)▲61.4
6位で本日の対局を迎えた風林火山が5位に浮上。サクラナイツは連続2着で首位に浮上した。麻雀格闘俱楽部はエース寿人がいよいよ大トップかと思われたが終盤に滝沢に足元をすくわれ悔しい結果に。今後の試合での逆襲が待たれる。