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第272回 ネマタの雀魂日記〜魂天になるまでやめれま天

第272回 ネマタの雀魂日記〜魂天になるまでやめれま天

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ネマタの雀魂日記とは
  • 『ネマタの雀魂日記』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによるネット麻雀「雀魂」で魂天位を目指すコラムです。
  • 初回はコチラ

雀愉ブログにて「雀魂キャラと学ぶ手役入門」を連載しています。登場人物の設定がありながら、公式で深く掘り下げられてない雀魂は二次創作がやりやすいですね。そのうち『勝つための現代麻雀技術論』の内容をベースに本格的な麻雀講座も始めたいと思っています。

画像の子はメンテ明けに登場する新雀士。逆転勝ちを得意としているそうなので、オーラスの逆転手を目指す手作りを解説する時にでも登場させたいですね。

雀魂牌譜

東1局

四麻雀愉位争奪戦も後半戦。2トップで雀愉位昇格まで来ました。南家が[9]をチーして打[九]。ポンすると1シャンテンですが、[二][五]で役有りにならなくなるので「片和了の形を残してリャンメンチー」と同等の仕掛け。基本的に鳴くと安手になる場合はこの手の仕掛けは聴牌料だけでも十分な終盤まで控えるものです。

しかし今回はポンすることにしました。ドラ[6]にも関わらず序盤から[9]チーはイレギュラー。役牌暗刻や片和了の手で鳴くとは考えにくいところです。789三色や一通やチャンタもありますが、序盤からすぐ仕掛けが入るとなると一色手の高打点、和了にも比較的近いケースが想定されやすい。実際に対門は既に満貫手の2シャンテンになっていました。

無事相手の和了を阻止して800-1600のツモ和了となりました。

東2局

リャンメンとカンチャン。普段なら迷うところではないですが、前巡の上家の[三]に対して長いラグが発生し、その後対門が手出しで打[三](ラグ無し)。つまり対門はもう1枚[三]を持っていて、[二][三][三]よりも残すターツが揃っているということ。ドラ[八]なので[六][七]を持ってそうですが[赤五][六]も有り得ます。リャンメンとカンチャンで山に残っている枚数に大差なさそうなら、カンチャン側にはリャンメンやリャンカン変化があるのでリャンメン落とし。実際[三][六]はこの時点で山に1枚しか残っていませんでしたが[③]は山0。リャンメン落としが正しかったかと言われると微妙なところではあります。

東家がリャンメンが揃っていて和了に近そうで、ドラが固まっている可能性も珍しくないとみて[9]をチーして聴牌。これも特に場況に条件が無ければ打点的にまだスルーしたいところです。東家からあぶれた[③]を打ち取り2000点和了。

南1局

二度受けとはいえリャンメンが揃っているならメンタンピン1シャンテン→タンヤオのみになる仕掛けは巡目が深くないうちは控えたいところ。 しかし[2][5]3枚見えで、更に手牌で持たれているケースも想定しやすい(上家が[5]より後に[2]手出しなので[2][2][3]と持っているなど)ことから実質悪形に近いとみて聴牌に取ります。

満貫1シャンテンになっていた対門からあぶれた[5]を打ち取り1000点和了。

南4局

しかし結果的には3回和了して0回放銃にも関わらずラス。故に点数を稼げる時は高く稼ぐことも重要なのですが、今回は局面に応じて安手でも止む無しと判断したまでなので仕方ないと思いたいですね。それではまた次回。

雀魂 について


オンラインで全国のプレイヤーとリアルタイムに対戦できる麻雀ゲームです。
全世界のプレイヤーと対戦を行うことができる「段位戦」、チャットを送れる友人と好きなルールで対戦できる「友人戦」、プレイヤー同士で開催/参加できる「大会戦」など様々な対戦スタイルにより、麻雀の初心者から上級者まで幅広くお楽しみいただけます。

 

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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