雀愉位選抜戦準決勝が始まりました。準決勝は前半後半合計14戦のpt勝負。上位3名が決勝進出となります。
▼雀魂牌譜
東1局
準決勝前半最終戦。東家からリーチが入り、役牌をポンして2枚抜きの南家も東家に無筋の牌を押してきているので聴牌してそう。はリャンメン待ち以外の組み合わせにも当たりにくい両筋なので聴牌には取りますが、リーチツモで満貫に届くとはいえ、他二人とも聴牌であることを踏まえると次巡以降の無筋は大体止めた方がよいとみてダマを選択。
結果的にはリーチしても和了できていましたが、通ってなさそうな牌がほとんど当たり牌でした。ダマだと安い手を後手で聴牌した場合は、「特定の牌だけ止めるつもりでダマにするくらいならリーチ、通ってない牌を一通り止めるつもりならダマ」というのを一つの基準にしています。
南2局
4巡目に親の上家からリーチが入ったところ 聴牌するためにノーテンから通ってない牌を切る必要が出てくるので大概降りることになりそうですが、対門から12000を出和了されても対門が飛んで逆転終了なのでただベタオリするというわけにもいかない点数状況。無筋1枚押しだけで聴牌に取れる可能性を残して七対子1シャンテンに取る打としました。
幸いにもラス牌のを引いて七対子聴牌。ここからは単騎選択勝負。少しでも勝率を高める選択が取れるよう集中しましょう。
生牌のを引いたところ。が通ったのでリーチにが当たるとすれば待ちですが、がポンされているのにからではなくを切ったことになるので不自然。だいぶ通りそうな牌です。
それに比べては字牌というだけで通りやすい要素は特になく、リーチだけでなく対門の仕掛けにも危険牌。特に対門は対子を手出しで落としているので、それより優先して残す対子、ホンイツ狙いで生牌字牌を対子で抱えている可能性はかなり高そうです。
そのためは切りづらいと判断して止めたのですが、打牌選択で考慮すべきことは和了することでも放銃を回避することでもなく、あくまで勝率を高めること。で対門に満貫放銃したとしても、上家の親が流れてトップを維持したままオーラスを迎えられるのですからむしろ大歓迎。上家への放銃ですら対門が上家に放銃するよりはマシまであるのですから、ここは腹を括ってを勝負すべきでした。
日和ってしまったがために対門が上家に満貫放銃して捲られてしまいました。前図の時点で対門の手牌はが浮いた1シャンテン。を押していれば対門がポンテンを取り私の和了になった公算が高かったですね。そこまで展開を正確に読むことは不可能でも、少なくともそのケースに賭けるべきでしたね。気を取り直して後半戦に備えることにしましょう。それではまた次回。
雀魂 について
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