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ネマタの天鳳日記 第142回

ネマタの天鳳日記 第142回

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 東家がとポンして手出しリャンメン落とし。マンズホンイツかトイトイ狙いなのは明白です。

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 加カンでなんとカンドラもろ乗り。こちらもドラ3の1シャンテンなので、可能であればベタ降りせずに東家のアガリを阻止したいところ。手牌読みの技術が最も活きる局面とも言えます。

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 とトイツであって他にマンズが多ければ、ホンイツのメンツ候補が揃っていなくても鳴いて手を進めることが多いのでポンの時点でテンパイのケースはそれほど高くありません。それなら放銃で18000以上確定とはいえ、親リーチに無筋勝負に比べればリスクは低いとみて、片アガリながらドラ3テンパイならを押します。

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 そのがペンチャンでチーされて打。高打点確定かつ情報の多い3フーロ。こちらもテンパイなので読みを入れてみます。なら、西家がを切ったところでポンされるはずなので、がメンツ候補の一部とすればからの打でしょうか。

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 も通ったので候補はと何かのシャボやカン…と考えましたが、これが大きな過ちの元でした。何故なら今回はホンイツ手なので、役に絡まないのリャンメン落としが入っているからといって、他に役が無ければがメンツ候補の一部とは限らないからです。

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 が浮き牌の一部であるなら、からチー打のような場合にが放銃牌になります。放銃時18000確定かつ待ちが残りのマンズと字牌だけに絞られると考えると、7700テンパイとはいえ引くべきでしょう。

 が仮に役牌であっても、が落とされたのはがカンされる前なので、打点狙いでリャンメンを落としてホンイツ目の浮き牌を残すのは自然です。
 が役牌かつ、がカンする前からドラであっても、ポンから入って南が鳴けない場合も考慮して落としはさほど不自然ではありませんが、こちらも7700テンパイなら勝負もありでしょうか。このあたりは下家の打ち筋によって判断が変わることもありそうです。いずれにせよ、打牌選択の結果が戦績に極めて強く影響を受ける局面なので、見落としが無いかをもっと集中して確認すべきでした。

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 18000放銃でトップからラスに落ちてしまったのですが…

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 おや?

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 おやおや?

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 前回から合わせて7700と18000に放銃したにもかかわらず結果はダントツ。完全順位戦はミスによる失点がその後の結果次第で帳消しになる場合もあるので、個人的には素点も結果に反映されるルールの方が望ましいと思っております。順位戦のお陰で助かっていることの方が多いんですけどね(笑)

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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