ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第413回「大きく打ち、大きく勝つ麻雀 著:近藤誠一 その2」 高打点のための手組 16ページの手牌は、メンゼン前提なら打はが雀頭候補になりが浮き牌になるので、やに比べアガリ率が落ちます。しかしいずれもリャンメンが揃っている2シャンテンですから、差があるといっても僅差です。それならタンヤオがつく方が高打点になる分に分があります。 18ページの手牌はドラ なのでもちろんは残しま...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第412回「大きく打ち、大きく勝つ麻雀 著:近藤誠一 その1」 何を切るかが問われている内容を中心に取り上げます。 配牌からどこへ向かうのか 7ページの手牌はあまりアガリやすい手とは言えませんが、手組のうえでをより残す理由もないのでを切ります。重要なのは守備意識を持つことや、ツモ次第でホンイツの目があることを認識できることです。 初心者のうちはとりあえず字牌や端牌から切ると...
ネマタの天鳳名人戦牌譜検討ネマタの天鳳名人戦牌譜検討 第9回第一節一回戦B卓 ▼対局者Ⓟ中嶋隼也Bさん:コーラ下さいⓅ多井隆晴Ⓟ小林剛 牌譜はこちら ホンイツをどの程度みるかも見解が分かれるところ。個人的にはツモなら一通になり、点数状況的には一通ドラ1でも2着目の親を流せて十分なのでが残っている方がよいことから1枚切れのを切りそうでした。 少し気付きにくいですが、現状雀頭の...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第411回「ゼロ秒思考の麻雀 著:ZERO その21」 47 リーチ宣言牌が1928というだけなら悪形率は高くなりません。(『現代麻雀理論』参照) 他の2要素と合わせれば確かにそのケースは増えそうですが、そもそも2要素だけで十分なのでそこまでは考慮する必要性は薄いでしょう。 相手が悪形の可能性が高いからといって手がかなり悪いところから押したりはできない(良形のケース...
ネマタの天鳳名人戦牌譜検討ネマタの天鳳名人戦牌譜検討 第8回第一節一回戦B卓 ▼対局者Ⓟ中嶋隼也Bさん:コーラ下さいⓅ多井隆晴Ⓟ小林剛 牌譜はこちら リャンメントイツをリャンメンに固定するタイミングは実力者間でもかなり見解が分かれます。も西家以外には安牌でなく、だけでなくツモでも1シャンテンに取れないことから個人的にはまだ打としますが。を引っ張り続けることによるリスクもありま...
ネマタの天鳳名人戦牌譜検討ネマタの天鳳名人戦牌譜検討第7回第一節一回戦B卓 ▼対局者Ⓟ中嶋隼也Bさん:コーラ下さいⓅ多井隆晴Ⓟ小林剛 牌譜はこちら くっつき1シャンテン。テンパイする受け入れなら打は打に比べて2種8枚も多いです。 しかしながらまだ2巡目。この手なら何らかの中張牌を引いてくれば、悪形リーチドラ1テンパイよりも優れたテンパイか1シャンテンになります。それならこ...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第410回「ゼロ秒思考の麻雀 著:ZERO その20」 44 は残しますが、残り1枚のよりはを引くことが多く、を引いて3メンチャンができるのであれば、ピンズが場に高いとはいえ残しツモより望ましいので打としそうです。 ただ、同じシャンテン同士の打牌選択は平面上では局収支に大差つかないことが多いものです。ですから細かい手組の差にはあまりこだわらず、場からアガリやすい色を...
ネマタの天鳳名人戦牌譜検討ネマタの天鳳名人戦牌譜検討第6回第一節一回戦B卓 ▼対局者Ⓟ中嶋隼也Bさん:コーラ下さいⓅ多井隆晴Ⓟ小林剛 牌譜はこちら 1シャンテンに取るなら打か打。今回はを残してツモならタンピン確定に加え高め三色。これならドラを残してが重なった1シャンテンよりも価値が高そうです。使いやすいドラをノーテンから切るのはやりづらい選択ですが、1シャンテンに取るなら打...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第409回「ゼロ秒思考の麻雀 著:ZERO その19」 41 染めを狙うかどうかというより、染めの可能性をみて浮いた字牌を残した方がよいかどうかで判断します。染め手になることはほとんどないけど、字牌から切るだけのメリットも特にないので少しでも可能性をみた方がよい場合もあるからです。 例えば158ページの牌姿1であれば、次にどのマンズを引いても字牌よりはを切って染め手の...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第408回「ゼロ秒思考の麻雀 著:ZERO その18」 38 麻雀は4人で打つので、人に喜ばれる選択が必ずしも悪手とは限りません。誰ならアガってもらってもよいか、振ってもよいかを考えることは、残り局数が少なくなってからの点数状況判断の要と言ってもよいでしょう。 39 「現麻本」では、オーラストップ目といったアガっても着順上昇が望めないケースでも、先制役無しテンパイは...