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ネマタの戦術本レビュー第409回「ゼロ秒思考の麻雀 著:ZERO その19」

ネマタの戦術本レビュー第409回「ゼロ秒思考の麻雀 著:ZERO その19」

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 染めを狙うかどうかというより、染めの可能性をみて浮いた字牌を残した方がよいかどうかで判断します。染め手になることはほとんどないけど、字牌から切るだけのメリットも特にないので少しでも可能性をみた方がよい場合もあるからです。

 例えば158ページの牌姿1であれば、次にどのマンズを引いても字牌よりはを切って染め手の可能性を残した方がよいので打がよいです。

 牌姿2については、メンゼンでテンパイすれば染めなくても満貫クラスが見込めるとはいえ、メンゼンで手が進むよりは先に鳴ける牌が出ることが多い。鳴ける牌が出るようなら巡目が十分あるうちは2000〜3900の悪形テンパイより満貫1シャンテンに分がありそうなので、ピンズ1メンツを落としてまでマンズに染めるのが有力になります。

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 面子=3、面子候補や雀頭=2、浮き牌=1とすると、染め色と字牌が10枚あると言っても、2×5の形なら仕掛けてテンパイに持ち込みやすく、メンゼンでは手が進みにくいのでほとんど鳴いて染めることになりますが、3×2+1×4であれば仕掛けがききづらい一方、メンゼンでテンパイしやすいので染めを見切ってリーチ本線で進めることが多くなると言えます。 

 次にどの染め色の牌を引いても、染め色の牌や字牌よりも他色の牌を切っていく手であれば他色の牌から切っていくと書きましたが、逆に言えば、「染め色の牌を引いた場合も、染め色の牌や字牌を切った方がよい場合があるのであれば、染め色の牌か字牌の中で最も不要な牌を切る」ということです(この場合も染め手を見切るとは限らない)。この方針であれば、本書の②③のケースは確かに字牌から切った方がよいことになります。 

 ①のケースについてはむしろ染めることも多いと思います。しかし、ポンはヘッドレスにする仕掛けで、他のあらゆるソーズや字牌ツモに劣ります。これならいきなりポンはせず、役牌が重なるようなら役牌ドラドラでもよしとしてマンズカンチャンはまだ残す、他のソーズ、字牌引きならマンズカンチャンを外して染めるというように、ツモによって方針を変えられるメリットもみてスルーがよいのではないでしょうか。   

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 自分の手がアガリはおろかテンパイすら厳しい場合、まず重要なのは放銃を回避することですが、次に重要なのは何らかの手段で他家が高い手をアガることを阻止することです。ブラフはその為の有効な手段の一つと言えます。 

  

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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