第一節一回戦B卓
くっつき1シャンテン。テンパイする受け入れなら打は打に比べて2種8枚も多いです。
しかしながらまだ2巡目。この手なら何らかの中張牌を引いてくれば、悪形リーチドラ1テンパイよりも優れたテンパイか1シャンテンになります。それならこの時点ではツモだけは即リーチするつもりで打の方がよかったように思います。「天鳳日記」第187回で取り上げた牌姿に似ていますね。
を残してツモと、を残してツモなら後者有利なので、ツモでツモドラ1をアガるよりもフリテン3メンチャンのメンピンドラ1リーチの方がよいのであれば打がよいことになります。ただ今後の展開次第ではこのままリーチを打つのが有力になる場合もあるので、このあたりの比較は難しいところです。
南家がをポン。カンチャンを内側から落としていることもありテンパイに近そうです。ここで手変わりを待つ猶予がないと判断してかツモ切りリーチ。この判断自体は問題なかったと思いますが…
が当たり牌になるような待ちであれば少なくともこの卓ではツモ切りリーチはされないでしょう。今回は通っているスジが少なく現物ものみなので、仮に打でリーチだとしてもをトイツ落とししそうですが、これならなおのこと現物を切ってベタ降りせずにアガリの可能性を残します。
見事にカウンターが決まりました。リーチ判断を変えるほどでは無かったと思いますが、実力者同士の卓では先制リーチを打っても簡単には勝てない展開が多いものですね。