麻雀ウォッチ

日本最大級の麻雀専門ニュースサイト!プロ雀士やイベントの情報をはじめ動画やマンガ・アニメ、アーケードゲーム情報まで麻雀関連の事柄全てを網羅します

大洋技研株式会社
伊達朱里紗|麻雀にかける熱い想いでMリーグの歴史を塗り替える

伊達朱里紗|麻雀にかける熱い想いでMリーグの歴史を塗り替える

CABO求人麻雀BarWatch

伊達は「アイドルタイムプリパラ」や「ヲタクに恋は難しい」でヒロインを演じた人気若手声優である。麻雀アニメ「咲-Saki- 全国編」では上重漫(うえしげすず)役を演じており、知らず知らずのうちにその声を聞いている麻雀ファンも多いのではないだろうか。声優でありながら、伊達の麻雀にかける想いはただならぬものがある。いったいなぜ彼女が麻雀プロを目指すほどに麻雀への想いを高めたのか。伊達の人物像や経歴、記憶に残る対局など詳しくみていこう。

目次

伊達朱里紗の基本情報・プロフィールデータ

【4/26  Mリーグ2021-22 ファイナル最終日 第1試合結果】東場のリードを活かして伊達朱里紗がファイナル初トップ!白鳥翔は2着に滑り込み優勝への望みを繋ぐ

名前 伊達朱里紗(だてありさ)
生年月日 5月10日
職業 声優|プロ雀士
出身地 兵庫県
血液型 B型
趣味・特技 水彩色鉛筆画|ライブ鑑賞 
本人公式SNS Twitter
所属団体 日本プロ麻雀連盟
所属チーム KONAMI麻雀格闘倶楽部
プロ入会年 2019年
主なタイトル 第1期桜蕾戦優勝

声優として「咲-Saki- 全国編」で上重漫役や、「アイドルタイムプリパラ」の夢川ゆい役、「ヲタクに恋は難しい」のヒロイン・桃瀬成海(ももせなるみ)役などを演じる伊達。高めの明るい声色が記憶に残るが、他にも数種類の声色を使い分けて幅広くキャラクターを演じている。麻雀プロとしての実績は後述するが、その美声を活かした麻雀実況者としての活躍も見逃せない。魅力的な声に加えて会話を広げていくトークスキルも高く、人気実況者の日吉プロもその饒舌なしゃべりには舌を巻いた。

経歴

2013年:声優事務所「81プロデュースジュニア」所属
2014年:咲-Saki- 全国編 上重漫役
2017年:アイドルタイムプリパラ 夢川ゆい役
2018年:ヲタクに恋は難しい 桃瀬成海役
2019年:日本プロ麻雀連盟第35期生として入会
2021年:桜蕾戦優勝、MリーグKONAMI麻雀格闘俱楽部からドラフト指名

麻雀との出会い・きっかけ

伊達が麻雀に興味を持ったのは学生の頃。テレビで麻雀アニメ「咲-Saki-」を見たことがきっかけだ。そんな伊達が競技麻雀に取り組み始めたのは2018年頃。ひとりで訪れた競技麻雀の店で知り合った同卓した人たちと食事に出かけた際、麻雀の話題を熱心に語り、本気で麻雀に取り組む人々の生きる姿に間近で接して衝撃を受けた。自身を振り返り、「全然麻雀に打ち込めていない」と痛感し、さらなる麻雀の深い世界があることを知った伊達。そこから麻雀によりのめり込むようになったという。そして「いつか麻雀で結果を出したい」「麻雀プロとして認められたい」という本気の想いを伝えるため、2019年に日本プロ麻雀連盟のプロテストを受験。見事合格を果たし、プロデビューを飾った。

Mリーグの個人成績

開催年 順位 ポイント
2021年 4位 269.5pt


伊達がKONAMI麻雀格闘倶楽部の一員としてMリーガーとなったのは2021年のことだ。プロになって3年目での大抜擢でMリーグファンを驚かせたことは記憶に新しい。新加入のプレッシャーとファンの期待を背負って臨んだ2021シーズン、伊達は何と10万点超えでトップを飾るというMリーグ史上初の偉業を成し遂げている。勢いそのままに突っ走り、レギュラーシーズンの個人成績は堂々の4位。チームはセミファイナル制度導入以降初のファイナル進出を果たす結果となった。

伊達朱里紗の打ち方や雀風

伊達は攻撃寄りな麻雀が特徴的だ。リーチ、鳴きをバランスよく使い、アガリを重視する選択をする場面が多い。一例をあげれば、大三元も狙える場面で、アガりやすさを重視して小三元混一色を選択。この判断は功を奏し、見事にアガりに結び付いた。また、攻撃型の打ち手である一方、高い守備力でもファンを魅了した。Mリーグでは自身が役満をテンパイしている中でライバルの当たり牌をビタ止め。鋭い読みと状況判断による守備を見せ、攻撃一辺倒ではない伊達の強さを体現する印象的な一局となった。

伊達朱里紗の対局時の様子

第1期桜蕾戦~決勝戦~|2021.3.29

©日本プロ麻雀連盟YouTube

20代の若手女流雀士最強を決める本大会。伊達はこの大会で何としても優勝すると意気込んで参戦した。1回戦は序盤から大物手の飛び交う激しい打ち合いの展開に。ライバルのリーチが飛び交う苛烈な展開の中で、伊達はしっかりガードを固めて機会をうかがう。そして少ない機会を活かして攻勢に転じた伊達は、効果的に得点を積み重ねていく。南場にはライバルの大連荘があるも、これもしのぎ切ってしっかり2着をキープ。伊達の的確な攻撃と徹底した守備が垣間見える対局となった。ここで大崩れせずにポイントを積み重ねた伊達は見事に優勝。プロ2年目にして公式戦初のタイトル獲得となった。優勝が決まった瞬間の感極まった表情が印象的であった。

EX風林火山新メンバーオーディション1回戦|2021.6.10

1回戦は伊達にとっては我慢の展開が続く。東場は一度もアガリに結びつかず南場に突入し、南1局でようやく伊達に勝負手が入る。ここで6000オールのアガリを決めて一気にトップに立つことに成功した伊達は、試合を自分のペースに持ち込んでいく。オーラスではドラ3を含んだ高打点のアガリも決めて加点を重ねた伊達は、1回戦をダントツの好成績で勝利した。勝負所をじっくりと待てる守備力や精神力、一度ペースを掴んだら話さない鋭い攻撃力が存分に発揮された対局だといえるだろう。

EX風林火山新メンバーオーディション3回戦|2021.6.10

3回戦でも苦しい展開が続いた伊達。自身のアガリはないもののしっかりと守って放銃せずに東場を凌ぎ切り、南場に突入する。ようやく流れを引き寄せたのは南2局、一盃口の形で聴牌した伊達は思い切りよくリーチ。しっかりツモってアガることに成功した。その後、南3局では聴牌したもののすでにアガり牌がなくなっている状態に。使い切りたい赤牌も泣く泣くリリースし、待ちを変化させたうえで見事なアガリを決めた。トップに立ってオーラスを迎えた伊達は、最後もしっかりとアガって3回戦を勝利した。伊達の積極的な姿勢が光る一局となった。

SNSでの評価・評判

伊達はSNSではどのような評価を得ているのか。アニメや声優としての一面はもちろん、麻雀に関する投稿はどんな意見があるのか、Twitterに投稿されている声を一部紹介していこう。

声優として活躍する伊達。その魅力的な声に惹かれるファンは非常に多い。

Mリーグで伊達の声を聞くことのできる機会を心待ちにするファンの声も。プレイヤー解説の機会が待たれるばかりだ。

麻雀活動が活発になることで、声優活動が減ってしまうのではと心配するファンの声も。声優として愛されているがゆえの声といえるだろう。

伊達朱里紗のおすすめの動画

強気のリーチ連発でMリーグ史上初の10万点超え

Mリーグ史上初めて10万点超えを達成した時のショート動画。圧巻の6局連続和了がダイジェスト形式でチェックできる。4000オール・4200・10200・2300オール・6400オール・4500オールと高打点の連続。4本場にはレア役の二盃口まで飛び出した。普段は鳴きも多用する伊達プロだが、6連続アガりはすべて門前。先制リーチを受けた場面も強気で攻め上げて、大記録へと結びつけた。もちろん最後にはお馴染みのウイニング水飲みも。

恐ろしいほど冷静な役満テンパイからのオリ



伊達がMリーグで初めてトップとなった対局を、自らのYouTubeチャンネルで振り返ったもの。みどころはなんといっても役満テンパイからアタリ牌をビタ止めしてオリた場面。南3局でトップ目の親ということもあり、先制リーチが入った時点でオリを考えていたとのこと。もちろん16000オールは魅力的なので1度はプッシュしたが、危険牌2枚はトップ維持すら危ういと感じ、1枚切れの[北]を抜いてあっさりとオリたのだった。参戦して数か月とは思えない冷静な選択をMリーグの大舞台で披露した伊達に、たくさんの賞賛の声が上がった。

伊達朱里紗のニュース・こぼれ話

KONAMI麻雀格闘倶楽部からドラフト指名

©ABEMA

2021年8月2日のドラフト会議、KONAMI麻雀格闘俱楽部は伊達を指名。2021-2022シーズンでは、新人選手ながらもKONAMI麻雀格闘倶楽部をけん引する活躍を見せた。敵チームからも研究されてマークも厳しくなる中、2022-2023シーズンではどのような戦いを見せてくれるのか、伊達の活躍に期待が高まる。

キャラクターへの愛情をイラストに

声優としての活動は10年以上になる伊達。これまで数多くの人気キャラクターに命(声)を吹き込んできており、伊達のファンには声優時代から支えてくれているファンも多い。Twitterでは自身が演じたキャラクターの誕生日を祝っており、伊達が愛情を持って個性あふれるキャラクター達を演じてきたことがうかがい知れる。お祝いのメッセージと共に特技でもある自筆のイラストが投稿されることもあり、ファンも楽しみにしているようだ。

オリジナルグッズやコラボ商品も大人気

伊達のデザインしたオリジナルグッズや、ハンドメイドのコラボキーホルダーが絶賛発売中。昔から絵を描くことが好きだった伊達にとって叶えたかった夢のひとつで、力作ぞろいだ。海底撈月をイメージしたクジラや[発]と「初」をかけた撥ガツオなど、バラエティーに富んだデザインと豊富なラインナップが人気を集めている。ハンドメイドpinoとのコラボキーホルダーは伊達の1番好きな牌である[3]と、おすすめ動画でも紹介した四暗刻聴牌からビタ止めした[五]があしらわれている。サイドにはMリーグ最高得点を記録した105500点が入れられており、伊達らしさの詰まったこだわりの商品となっている。

この記事のライター

麻雀ウォッチ編集部
麻雀界の最新ニュース、コラム、インタビュー、ランキング、スケジュールなど、麻雀に関するあらゆる情報を発信する日本最大級の麻雀ニュースサイトです。

新着記事

Return Top