麻雀プロリーグ「大和証券Mリーグ2021」27日目が11月18日(木)に開催された。


第1試合結果はこちら!
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第2試合出場選手

東:魚谷侑未
南:勝又健志
西:伊達朱里紗
北:黒沢咲
勝又はレギュラーシーズン通算100戦目、5連勝がかかった試合に挑んだ。
第2試合
東1局、伊達の萬子のホンイツ仕掛けが目立つ中、魚谷が単騎の七対子ドラドラでテンパイ。

勝又からが打ちだされ、魚谷が9600のアガリで好スタート。

東1局1本場は黒沢が2枚目のを仕掛けて勝又から1000のアガりで局が進む。
東2局は伊達がの後付けで3900を勝又からアガる。勝又は3局連続の放銃となってしまった。

東3局は伊達が仕掛けて一人テンパイ。次局も勝又先制リーチに伊達が追いかけるも流局。
東3局2本場、親の伊達がをポンして、赤赤ドラの満貫テンパイ。勝又もドラの
を重ねてテンパイするも伊達が4000オール。
このアガリで魚谷より上を行く。さらに次局は2600オールツモで伊達の持ち点は5万点をこえる展開となった。

東3局4本場、黒沢がドラが暗刻になり、をポンしてテンパイ。待ち牌の
は山にはなかったが、テンパイした伊達のリーチ宣言牌を捉え、満貫のアガリ。加点して親番を迎える。

東4局、失点が続く勝又、七対子、ドラドラ赤のテンパイを単騎をヤミテンにすると、黒沢が高目三色のリーチ。黒沢の河には
があり、伊達が勝又に放銃するかと思われたが、しっかりと手の内に収め放銃回避。

黒沢がツモって裏をのせ、4000オールで伊達に迫る。

東4局1本場、萬子の多い手牌の魚谷が清一色へ向かい、ペンテンパイ。索子のホンイツ仕掛けの勝又が、
を切ると伊達がポンして
待ちでテンパイ。黒沢もピンフでテンパイ、勝又がカン
待ちでテンパイと全員テンパイとなったが、勝又に魚谷のあたり牌
が。

これまで萬子を切り飛ばしてきた勝又だったが、小考。しかしが選ばれ放銃。魚谷の8000のアガリで南入。

トップ争いが激しい状態で南入。
南1局、黒沢がドラのと
のシャンポンでリーチ。勝又も
のシャンポンでリーチとするも、出ていく
は黒沢への放銃となる。


黒沢が8000のアガリでトップ目に浮上した。
南2局、伊達が3巡目の七対子単騎でリーチも親の勝又が
待ちで追いつきリーチ。勝又がツモって2000オール。


南2局1本場は流局し、2本場。勝又ドラが暗刻だがやや重めの手牌を仕上げ、オタ風の、
とポンしてトイトイ・ドラ3のテンパイ。



魚谷が追いつきカン待ちのリーチ。すると黒沢がカン
でタンヤオのテンパイ。カン
は残り一枚だったが、最後の
はテンパイしている勝又のもとへ。勝又は放銃となり、箱下で親番を終えた。
南3局伊達が親番で4000オール、次局満貫テンパイの魚谷から3900のアガリで再び5万点を超えて更に連荘。



南3局2本場、勝又が筒子のホンイツへ向かい、2000点のテンパイも伊達がドラドラ七対子テンパイ。単騎に待ちをかえたところで黒沢から
が放たれる。二着目の黒沢から9600のアガリで伊達が一気に突き放した。次局も伊達が2000オールで加点。

南3局4本場、勝又ドラ3テンパイをヤミテンに構えると、魚谷からカンリーチ。高目三色になって勝又も追いかけると、タンヤオ・二盃口・赤でテンパイしていた伊達がツモって6000オール。次局も4000オールツモで伊達の持ち点は10万点を超えた。

伊達の親番が終わったのは南3局6本場、黒沢がリャンメンでリーチすると魚谷がを仕掛けておいつき
で黒沢から直撃。本場合わせて3800とリーチ棒1000のアガリでオーラス着順アップが見えてきた。


しかしながらオーラスは勝又が跳満ツモを決め素点回復して決着。

驚異の伊達のアガリ9回、そしてMリーグ史上初の10満点超えの最高スコアを記録するメモリアルな試合となった。

第2試合結果
1位 伊達(麻雀格闘倶楽部)+125.5
2位 黒沢(雷電)▲12.4
3位 魚谷(フェニックス)▲34.3
4位 勝又(風林火山)▲78.8


11月18日トータル結果
麻雀格闘倶楽部(寿人4着・伊達1着)+73.2
風林火山(松ヶ瀬1着・勝又4着)+1.3
フェニックス(茅森2着・魚谷3着)▲36.0
雷電(萩原3着・黒沢2着)▲38.5
上位2チームと下位2チームの戦いとなったが、麻雀格闘倶楽部が伊達の特大トップで風林火山とのポイント差をやや縮めることに成功。2試合目単体では200ポイント以上縮めている。下位2チームはトップはとれなかったものの、何とか耐えきった結果と言えるだろう。
また、伊達はこの大きなトップでMリーグレコードを記録しただけではなく、個人順位も2位に浮上。MVP争いに名乗りをあげた。


