こんにちは、近代麻雀でコラムを30年くらい書いている山崎一夫(@mahjongTanu)です。

かつて「麻雀で食え！」という戦術を20年くらい連載しており、単行本にも3冊なってます。

現在はそれに代わって「でかぴん麻雀入門」を連載してます。

ここではかつての記事を再録し、現代に合わせた新たなコメントを付けています。よろしくお願いします。

ポンチー自在形の受け入れ考慮と三色対応

開局の子、7巡目8巡目あたりを基準に記事を書くことが多いです。開局なのは点棒が平らで判断の基本だから。
麻雀は複雑なゲームですが、1局麻雀のようなシンプルな状況を基本にし、実践ではみなさんが自分のセオリーと経験と価値観で選択するのがいいと思います。

　ツモ

棒テン志向でしたが、三色の可能性が生まれました。これは頻出する

や

などの、いわゆるポンチー自在形（鳴きませんが）が身に付いてないと手が止まります。ツモ切りの他に切りで三色の可能性を残せますが、受け入れ枚数が減るのが難点。

見落としがちなのが切り。切りはリャンメン待ちののロスが気持ち悪いかもしれませんが、受け入れ枚数が増えてピンフと三色の可能性は残る。あくまでも可能性だけで、めったに完成しないですけど。

もし安めのを引いたら

　ツモ

赤受けのシャボ待ちリーチでいいと思います。

次はちょっとあり得ないダブリー何切る？です。

　ツモ　ドラ

あり得ないと書きましたが、ネット麻雀をやる人は自分で経験しないまでも、流れて来た誰かの画像でこれに近いものを見た人もいるでしょう。四カンツは見たことも噂も聞いたことが無いですが、ネットの投稿では見ました。起こりうることはいつか起こるし、どこかで起こっているんですね。

美しさと得点の両方を満たしてくれそうなのはイッツー狙いですが、安めが出ると悲しい。なので実利中心だとツモ切りリーチが期待値（平均得点・失点）的には良さそう。点パネ確定なのも魅力です。追いかけリーチを受けても、ドラでの放銃は無いのも重要です。

ダブリー自体は2ハン確定だけで実はそんなに脅威ではありません。

イラスト：西原理恵子

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