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もっと勝つための現代麻雀技術論 第140回 「麻雀クイズ 回答と解説」

もっと勝つための現代麻雀技術論 第140回 「麻雀クイズ 回答と解説」

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 前回の問題の解答、解説です。

 問1 問題文が少しややこしくなりましたが、要は、(子のアガリ点)>(親のアガリ点)の場合に、(子のアガリ点)-(親のアガリ点)が最小になるような親と子のアガリ点の組み合わせを探す問題です。理論上の最小値は100点。

 一見そのような組み合わせは無さそうですが、高い符のアガリ点を調べていくと見つかります。

 親の90符1翻ロン(4400点)と、子の70符2翻ロン(4500点)です。

 ダマでダブロンであることも考慮すると、

東家:

  

 ロンのみ90符1翻) 

南家:

 

 ロン(三暗刻70符2翻)

が一例として挙げられます。

 問2 今度は、(親のアガリ点)>(子のアガリ点)の場合に、(親のアガリ点)-(子のアガリ点)が最小となるような親と子のアガリ点の組み合わせを探します。

 これも最小値100点となるケースがあります。

 親の110符1翻ロン(5300点)と、子の40符3翻もしくは80符2翻ロン(5200点)です。

 三暗刻、三槓子がつかないように、暗槓と暗刻を合わせて2つまでしか使えないので、親の110符1翻は一見不可能そうですが、天鳳は、「連風牌のトイツは4符扱い」なので、東風戦のオーラスであれば可能です。

 ダマでダブロンであることも考慮すると、

東家:

  

 ロン(東場、白のみ110符1翻)

南家:

 ロン(混一色40符3翻)

が一例として挙げられます。

 麻雀クイズに慣れている方や勘のいい方であれば、符が高くなるようなアガリ形を挙げる問題であることはすぐに気づかれたかもしれません。

 後は、ダマの110符1翻が可能であることに気づけるかどうかです。私は満貫未満の手では80符のアガリが最高、満貫以上でも100符止まり。満貫未満の110符のアガリ、一度くらいは現実に見てみたいものです。

 次回から講座26の補足に入ります。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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