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第17回 ネマタの雀魂日記

第17回 ネマタの雀魂日記

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ネマタの雀魂日記とは
  • 『ネマタの雀魂日記』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによるネット麻雀「雀魂」で三人麻雀初の魂天位を目指すコラムです。
  • 初回はコチラ

第10回で、三麻は段位戦が始まったばかりなので現状金の間で打てるプレイヤーは実力者の割合が多いとみて、まだ銀の間だけ打ったほうがポイント効率的によいのではと書きましたが、盛大な勘違いをしていました。天鳳三麻南のトップのポイントは上卓75pt、特上105ptなので、雀魂の銀と金もこれに対応していると思っていたのですが、実際は銀が60pt+α、金が105pt+α(50000点のトップなら原点40000からの浮き+10、ウマ+10、オカ+10で+30)。貰えるptに45も差があるなら素直に上の卓で打つべきでした。これはかなり痛い機会損失。順位点に関わるルールは特に確認を怠らないようにしたいものです。

雀魂牌譜

南1局 三麻で特に迷うのが、場に高くアガリにくそうなターツをどの程度残すべきか。四麻であればドラや手役絡みで打点で大差がつきやすく、数牌が三色あるので山読みの精度も薄くなるので手牌だけで判断しても問題無いことが多いのですが、三麻だとそうは行きません。13巡目親で役無しドラ3聴牌。ペンはドラ表示牌のうえ、南家西家共にピンズの上はかなり持ってそうな河です。

とはいえ、親で先制テンパイの役無しドラ3、手変わりも少ない手をリーチしなかった試しはないのでリーチを打つのですが、結果的に南家に倍満放銃。打リーチだったら三倍満でした。(のようなメンツ+ターツ+フォロー牌の形で、先に789でメンツを抜き出して考えてしまうが故に打に気付けないというのは形を認識するのが苦手な打ち手にありがちなミス。この手の形が実戦で素早く認識できるようになるための訓練としても三麻はお勧めです。)

聴牌したところでは仕方ないとしても、そもそもペンがかなり厳しいと読んだのではあれば、そもそも12巡目の時点でペンチャンを外す手もありました。考慮には入れていたのですが、苦しい待ちとはいえドラターツであること、巡目が深いこと、浮き牌も形のうえではさほど強くないこと、そして何より「選んだ試しがないタイプの打牌」だったので選べませんでした。今回くらいだと単なる結果論かもしれませんが、ドラや手牌の形にばかりこだわらない打牌を心掛けたいものです。

南2局 メンツ手と思いきやいつの間にかチートイツ聴牌。できれば打点を上げたい局面で、字牌単騎への手変わりもくらいしかないのでダマでも出アガリ6400ですが単騎でリーチ。メンツ手としては悪形残り2シャンテンなので、前巡のを残してチートイツに決める手も考えられますが、2枚につきチートイツにならなくても高打点になりやすく、以外の牌が山にあまり残っていないと読める要素も無かったので選べませんでした。

南3局 5200は西入、8000はトップ終了。5巡目は平和がつく手変わりも結構あるのでダマにしましたが、が2枚切れて手変わりの質も下がった9巡目はツモ切りリーチに踏み切った方がよかったように思います。この手の切り替えがどうしても苦手です。

西1局 8巡目に出たをポンしてカンからに待ち替え。見た目枚数はシャンポンに受けた場合と変わりませんが、他家からの出やすさで差がつくとみました。素点を結果に反映されるとはいえ、トップを取れるかどうかの着順争いをしているのでトイトイにはこだわりませんでした。

下家から切りでリーチがかかりヒヤリとしましたが無事ツモアガリ。もし倍満放銃が三倍満になっていたらトイトイに受けざるを得ないので勝負はどうなっていたか分かりません。持ち点を維持できていればその後の選択肢が増えてより勝ちやすい打牌を選べることによるメリットが、三麻では特に顕著に見られるように思います。

雀魂-じゃんたま-情報

2019年4月25日にサービスが開始された無料で楽しめるオンライン麻雀サービスです

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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