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ネマタの戦術本レビュー第137回「よく分かる麻雀の勝ち方 著:平澤元気 その8」

ネマタの戦術本レビュー第137回「よく分かる麻雀の勝ち方 著:平澤元気 その8」

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技術20

 ホンイツは鳴いて2翻(メンゼンで3翻)、しかも鳴いても手役の中に良形面子候補を使うことができます。一方三色や一通やチャンタは、鳴くと1翻で、リャンメンは安めを引くと役がつかなくなるので実質悪形面子候補だけで役を構成することになります。

 それでも技術13で取り上げられたように、浮き牌へのくっつきで三色や一通のブロックが足りるなら、手役もドラにも絡まない悪形面子候補より手役絡みの浮き牌を残しました。

 よって一色手が狙える場合はより遠いところからでも狙う選択が有力になります。具体的には、くっつきでブロックが足りる1手前から、浮き字牌を残して手役もドラにも絡まない悪形面子候補を落とします。牌姿Aからペンチャンを落として字牌を残すのがまさにその一例です。

 牌姿Bになると他色のドラがあるので、ホンイツをつけても実質鳴いて1翻の価値。これならブロックが足りる1手前から染めをみるほどではないですね。ただ役牌を重ねた方がを残してリャンメンができるよりアガリやすくなるので、字牌よりは切りとします。牌姿Cはドラ発なので、鳴いて2翻とはいえ実質的には満貫未満の手の1翻の価値に近いのでやはりホンイツには決めません。

 ホンイツは打点が高くなり字牌が待ちになりやすいので、河作りによってホンイツが警戒されにくくすることができるなら特に効果的です。安牌を残すかどうかの比較にはなりますが、ホンイツのブロックが足りたら残りの同色牌や字牌は先に切りたいところです。

技術21

 トイトイは鳴いて2翻ですが手役に使える面子候補はトイツのみ。2翻高くなるならアガリにくいシャボ待ちでもリャンメン待ちになる方がいいので、トイトイのブロックが足りてトイトイにしないと安いならリャンメンとの比較でもトイツを残します。

 2翻差となるとトイトイ1シャンテンからシュンツができてのみ手テンパイに取れても巡目に余裕があればテンパイ外しする手も有力なので、と持っているところから先にを切ってを出やすくする河作りも考えられます。

 ただし本書でも触れられていますように、を切って先にをポンすることになった場合は却ってトイトイ狙いがばれてしまうことになります。他の鳴き手役にも同じことが言えますね。

 アガリに遠い段階でほぼ一つの手役しか狙わない場合でも、手役がつく受け入れや変化を増やすわけではない決め打ちはこの点からも損と言えます。

本記事に関するご紹介

今回の主要テーマは攻撃です。本書では麻雀の攻撃における思考経路、つまり「牌効率」→「牌理」→「状況判断」の3段階の考え方を整理して提示しています。常に立ち返ることのできる「麻雀の勝ち方」を示した一冊、ぜひ手に取って読んでみてください。
 
平澤 元気 (著)
発売日:2016年8月25日
定価:本体1,490円+税
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この記事のライター

ネマタ
現役の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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