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ネマタの天鳳日記 第79回

ネマタの天鳳日記 第79回

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 1メンツ5トイツなのでチートイツ1シャンテン。メンツ手2シャンテン。シュンツが出来ているので盲点になりやすいですが、チートイツでテンパイしやすいように4枚見えのを切ります。

 東家が客風のをポンしていて、以外の役牌は既に2枚以上見えています。今回は4枚見えなのでこちらの都合だけでも打としますが、仮にが山に残っていたとしても、は抱えた方がよいとみます。

 東家にがトイツなら、は多くても残り1枚しかないことになりますが、が重なるようであれば、東家のアガリ目を潰したうえでテンパイになりますし、単騎になった場合も東家の降り打ちも期待できて有利な勝負になります。

 東家がホンイツやトイトイで、を持っていても1枚以下である場合は、今度はが山に残っている可能性が高く待ち頃の牌ということになるので、やはりを残すのが悪くありません。「仕掛けには絞らない」のが基本とはいえ、鳴かれやすい牌を使い切ることを目指してもアガリ率があまり落ちないのであれば、絞るに越したことはないとみます。

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 メンツを崩しているのでチートイツの字牌単騎も警戒されそう。一方、と手出しで落として待ちは盲点になるということで単騎も考えました。

 しかし、仮に警戒されたとしても、山に残っていそうなのはの方。打点的にもツモアガリが特にお得なので、判断を変えるほどではないとみます。

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 案の定東家はトイツでした。チートイツが警戒されるかもと言いましたが、今回は1シャンテンからののカンチャン落としで打→即裏目のを引いて打→テンパイする牌を引いて打リーチが十分有り得るので、リーチを受ける立場であっても、字牌待ちを特別警戒するほどではないかもしれません。

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 3200のアガリ。今回はメンツがかぶっただけのメンツ手を否定できませんが、その可能性も薄い河になっているとチートイツ本線。チートイツだとすると残っている待ち頃の牌はくらいなので、テンパイとはいえ止めた方がよいのかもしれません。チートイツ絡みの問題は、未だに迷うものが多いものです。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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