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ネマタの天鳳日記 第104回

ネマタの天鳳日記 第104回

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 ソーズをもう1枚引けばホンイツの4メンツ候補が揃い、打点も役牌か一通がつけば満貫あるので1巡目に切られた客風からポンしました。

 ただし麻雀はあくまで比較のゲーム。鳴いてホンイツ本線と、メンゼンでホンイツ以外のアガリを目指す選択とでは前者有利と判断しましたが、メンゼンでも一色手狙いを考慮するとなると鳴いた方が有利とは限りません。

 この手で1巡目ならメンホンもそれほど難しくないので、が赤ドラでなければメンゼンで進めた場合との打点差の大きさから1巡目ならスルーしてそうです。

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 順調に進んで雀頭の無い1シャンテン。残り1枚だからとを切ると、ツモまたはチーのテンパイを逃しますし一通目も無くなります。雀頭が無い場合の手作りは意識していないとミスしやすいものが多いです。

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 他家からホンイツに見える仕掛けなら字牌でもさほど出やすいとは言えないので、ノベタンと字牌単騎の選択でも一般論では前者を取ることが多い、まして3メンチャンならということでを切りましたが、は残り5枚なので通常のリャンメンと比べてもそれほどアガリやすいとは言えません。

 それなら東家が前巡に切ったばかりなので比較的警戒されにくく、アガった時に7700以上が確定する残り2枚の単騎に受ける打の方がよかったように思います。形を覚えておくことは大事ですが、形ばかりにこだわらないようにしたいものです。

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 どこまで行っても運要素があるので仕方ないことも多いですが、単騎選択で裏目を引くと己の弱さを思い知らされた気になります(笑)

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 リーチとのめくり合いになりましたが結局アガれず。しかし見返してみるとは4枚山で他家全員から出アガリが期待できる形でした。こうしてみるとやっぱりがよかったのではという気にもなりますね(笑)

 テンパイからの待ち選択は結果に与える影響が非常に大きい重要なテーマですが、少しでも精度を上げたいものです。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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