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ネマタの天鳳日記 第122回

ネマタの天鳳日記 第122回

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 前回の満貫放銃から持ち直して、のみ手でもツモか直撃ならトップになれるお2着目オーラス。しかし配牌はメンツ候補が足りていますが1メンツもなくアガリやすいとは言えない手牌。

 第41回の0メンツ打法でも取り上げましたが、オーラスアガればよいという状況でも他に役が無ければ浮き牌の役牌を残した方がよいでしょう。

 役牌が重なり仕掛けがきくようになるということは、カンチャンであってもメンゼン限定のリャンメンと同程度にメンツになりやすくなるということなので、アガリまでにメンツ候補を4つもメンツにする必要あある0メンツの段階であれば、単に1メンツできるよりアガリやすいのではないでしょうか。

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 役牌の後々付け以外に345三色やクイタンのアガリもあります。テンパイノーテンでも着順が変わるこの点数状況ならもちろん、平場でもドラ3ならメンゼンで進めるメリットが薄いので鳴きでしょうか。

 345三色や役牌の手としてみれば3シャンテン、クイタンとしてみれば4シャンテンなので、役牌が重なった時は仕掛けやすいシャボを残せるようにでチーして打としました。

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 がトイツになりクイタンに移行する際の雀頭も出来たので打。こうなればを残していた方が若干アガリやすい。

 を残すことがメリットになるのはすぐを引いてきた場合だけなので、「特定の牌を引いた時より、その牌を引かなかった時のことを優先」の観点からをチーしたところで打がよかったと思います。

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…河のを拾いたいですね(笑)

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東家もあまり手が早くなかったようで何とかテンパイ。しかしが残っていれば1巡前にテンパイできていました。

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 トップを取れたとはいえ反省点が非常に多い半荘でした。手が入っている時ほど打牌選択の巧拙で結果に差がつきやすいものですから、実は負けた半荘より勝った半荘の方が見直すべきところは多いかもしれません。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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