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ネマタの天鳳日記 第125回

ネマタの天鳳日記 第125回

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 配牌で0メンツ。高打点になりやすいのはソーズかマンズのホンイツ、次にチャンタ789三色ということでから切り出します。

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 1メンツ完成。ソーズを引くようならホンイツ狙いで字牌が残っている方がよいのでまだ字牌残し。789三色になった場合にチャンタもつく方がよいのでよりはを切りましたが、打でも特に問題ないとみます。

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 ピンズでリャンメンが出来たとなれば、次にソーズを引いても染める手順はないので切り。こうなるとが残っていた方がアガリやすいですが致し方ありません。

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 を切っていますがドラ引きの変化をみて残し。ここでを切って安牌を残したところで、他家の先制テンパイが入れば大体降りる手。降りる時はトイツがあるので、を浮かせて守備力が落ちるデメリットも小さいとみました。
 先にを引いて1シャンテンになれば、先制テンパイが入ってもこちらがすぐ追いつくようなら押していく手になるので、将来危険になりやすいを先に切って安牌を残すことも多そうです。

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 鳴いても高め満貫まである手牌になりました。今回に関してはツモに恵まれただけとも言えますが、「とりあえず字牌から切る」「配牌時に見える手役に決める」といった方針では逃してしまうアガリも多々あると思います。

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 2シャンテンからリーチがかかったので安易に降りてしまいましたが、北家はといずれもツモ切りしてリーチ。良形テンパイだけどリーチを忘れていた、あるいは何となくツモ切りリーチのケースもなくはないですが、それなら2巡も待つことはあまりなさそう。悪形テンパイからの手変わり待ちが本線ではないでしょうか。
 そうすると、リャンメン以外の待ちに当たることが考えにくいあたりは通せることになります。もちろん読みが外れることもありますが、この手牌なら読みが外れるリスクを負う程度の価値はあったように思います。

7-min

 北家のツモ切りリーチの理由は途中までツモの純チャン三色手変わり待っていたものでした。実戦ではツモ切りを見落としていたので、スジは通るとみてを切って放銃。強気にから押していれば待ちの満貫テンパイが入っていました。手出しツモ切りを全て見て覚える必要はありませんが、肝心なところだけは見ておくようにしたいですね。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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