南家がをポンして打
。
をツモ切りしているのに手出しで
が出てくるのは違和感があります。
がメンツ候補の一部とすると、
からの打
が考えられます。
南家はをチーして打
。
を切っているのにここまで
を残したことから
はメンツ候補の一部である可能性が高い。
のリャンメンを外しているとなると、
頭頭から
チー打
の
待ちでしょうか。
しかし頭頭と持っているとするなら、私が切った
をポンしてテンパイに取っているはずです。では何故
がここまで残されているのか。
を切る前に
と更に手出しが入ったのも違和感があります。
を切っているにもかかわらず何故
が残されたのか。
実戦では読みきれず、手出しからドラ
を固めらている可能性も高いとみて
を引いたところで降り。
しかしが当たるとするなら、
とメンツ候補を外したにもかかわらず
頭頭のくっつき1シャンテンが残っていることになるので、これもやはり不自然です。
当たり牌は絞れませんが、安牌を切りつつ何とかテンパイにこぎつけます。最後のツモは。
頭頭なら打
で
待ちに取るはずだからこれはないはず…
しかしこれが7700への放銃。手順が気になって見返してみました。
南家はドラがということで
の形から6ブロックに受ける打
、
ポンで雀頭が出来た時にリャンカンが残るように
を残して
切り。
を引いたところでメンツをスライドさせて打
。2枚目の打
はツモ
で、ドラ
が出ていく
の受けよりは、ドラを使い切る変化を優先したものでした。
が雀頭なら
が残される理由として十分ですし、
の形が否定された以上、
雀頭以外のケースはむしろ考えにくいのではないでしょうか。
打で
雀頭のテンパイと分かっていれば、この
手出しは空切りでなければテンパイからの待ち変え。
しかも可能性として考えられるのは、カンからドラ
と
のシャボくらいしか残っていません。
カンテンパイでわざわざ待ち牌のそばを空切りすることは考えにくいので、
は通りやすいどころか、むしろ他の待ちを想定するのが難しい超危険牌でした。
相手の手牌構成を読み切るのが難しいとしても、今回のように河に違和感があり、しかも残りスジが少なく待ちが絞れている場合は、「当たらない理由」より、「当たる理由」を優先して探すべきです。
待ちが絞れている以上、「通りそう」という程度の読みの信用度が落ちているためです。
通したい牌が「通りそう」だったとしても手拍子で切る前に、「その牌が通るとするなら、一体どこが待ちになっているのか」を再考されることをお勧めします。
他の待ちの候補がすぐ思い浮かばないようなら、「通りそう」どころか、「当たる」と読めるだけの根拠が隠れていることが多いものです。