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ネマタの天鳳日記 第191回

ネマタの天鳳日記 第191回

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01

 南家が2フーロ。こちらは1メンツも無くチートイツ2シャンテン。ひとまず4枚見えのを切ります。ここから安易に南家に通っていない牌を切って放銃することは避けたいですが、ベタ降りと決めつけてアガリを逃すのも避けたいところです。

02

 1シャンテン。が通ったので待ちではなく、手順から悪形待ちにも当たりにくいのでは切ります。

03

 南家はとカンチャンを外してから手出しで。テンパイならピンズホンイツがありそうですし、そうだとすると残りスジからはかなりの危険牌。打としてを引いてテンパイしたところでを押せるかどうかは微妙です。一方にくっつけばまだアガリ目が残り。をツモるようならよりを切っていた方がテンパイしやすいので打で回ります。
 
 「現麻本」では鳴き手に対しての押し引き基準について取り上げましたが、そのまま適用すると押し過ぎてしまうことが多いかもしれません。その理由の1つは、鳴き手は待ちを絞りやすいので、鳴き手がテンパイであれば通ってない牌を切った時に放銃することが(対リーチに比べて)高いこと。もう1つは、待ちが絞りやすいので回し打ちもしやすい(本の基準は降りる場合はベタ降りが前提)ことにあります。このあたりは個別の手牌、局面に依存するところが多いので、対リーチに比べて一般的な基準を設けにくいというのが正直なところです。

04

 ツモのくっつき1シャンテンからチーでテンパイ。うまくドラを使い切ってテンパイに持ち込むことができました。

05

 ツモアガリ。南家の満貫手を阻止することができました。その場に応じた選択が求められることも多いのが鳴き手への押し引き。個人的にも苦手な分野なので特に克服していきたいものです。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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