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ネマタの天鳳日記 第237回

ネマタの天鳳日記 第237回

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 リーチの現物待ちでダマ5翻テンパイ。セオリー通りにダマにしますが、点数状況的にリーチで跳満以上を確定させるメリットも大きく、親リーチの一発目に両無スジのを切ればダマテンを警戒されても不思議ではないところです。

 とはいえ他家の立場からすれば、ダマテンかもと思っても共通安牌が無ければリーチ者の現物を優先してしまうもの。跳満のアガリを満貫止まりにしてしまうことより、ダマなら他家が手牌からを抜き打ちしてすぐにでもアガれていたものを止めてしまって先行リーチとのめくり合い勝負に負けてしまう損失の方が大きいのですから、「ダマでも他家からの出アガリが期待できない」と判断するまでは一旦ダマに受けた方がよいのではないでしょうか。

 もちろんこれはダマでも高打点の場合の話。平和ドラ1のようなダマ低打点の良形テンパイなら他家の動向関係無くリーチします。

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 南家も西家も客風連打。共通安牌も増えたので出アガリはあまり期待できそうにありません。

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 実戦では更に危険牌のを引いたところで追いかけましたが、脇からの出アガリが期待できないことは予想できたのでもう少し早いタイミングでリーチを打った方がよかったです。

「どのタイミングでリーチを打つべきか具体的に説明するのが難しい」というのも、自分も含め昨今の麻雀戦術論で学んできた打ち手にとって、「ツモ切りリーチ」に抵抗がある理由の一つと言えそうですが、どんなに上手い打ち手であっても実戦で最善手を選び続けられるわけではありません。実戦で完璧に打つことにこだわりすぎると重要な局面でのミスが増えるので、比較が難しい選択はどちらでもよいくらいのスタンスで打った方がよいかもしれません。

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 が出ましたが裏は乗らなかったのでダマにした場合と結果は同じ。トップから直撃という嬉しい結果になりましたが、何かちょっと損した気分になりました(笑)

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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