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第197回 ネマタの麻雀徒然草

第197回 ネマタの麻雀徒然草

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ネマタの麻雀徒然草とは
  • 『ネマタの麻雀徒然草』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる「麻雀に関する話題を徒然なるままに書き連ねていく」コラムです。
  • 第1回はコチラ

前回は天和国士無双の話でしたが、折角なので天和、地和のような1巡目のアガリについての話をしてみることにします。とはいえ、私は未だに対人戦で天和、地和をアガったことがありません。前回、年間2000半荘ペースで打てば66年に1回の割合で天和をアガれると書きましたが、実際にアガれる確率は約63%(何故そうなるかについては、確率1/nをn回試行で検索すれば色々な考察サイトがヒットするので御参照下さい。)

66年後、生きているとしたら私は101歳。先日103歳まで生きられた近所のおばあちゃんの四十九日をお勤めしましたが、仮に私がその年齢まで生きて、毎日5〜6半荘打って年間2000半荘打つ生活を続けたとしても、3割以上は天和をアガれぬまま寿命を全うすることになります。

天和をアガれぬまま死ぬのが嫌なら、ただひたすら対局をこなすのみ。年間4000半荘ペースになれば約90%、8000半荘ペースになれば約99%。流石にここまで来れば、よっぽどの不運でなければ天和をアガれそうですが、そこまで来たら逆に「持っている」とも言えますし、そもそもそれだけ麻雀に時間を費やしたうえに100年以上生きられたとなれば、余程の運に恵まれていたとしか言い様がありませんね(笑) 

地和の確率は天和の3倍となりますが、ツモ番が来る前に鳴きが入る場合があるので実際にはこれより低くなります。超低確率ですが、天和や別の他家の地和、ダブルリーチ一発で地和が阻止されることも有り得ます。年間2000半荘で22年までにアガれる確率が約63%なら、44年で約90%、88年で約99%。天和、地和に限らず、好きな手役をアガりたいならとにかく局数をこなすこと。そして局数がこなせるように、自分の体力、精神面の健康も含めた環境を整えることが何より大切です。

一方、役にはこだわらずただ勝ちたい、強くなりたいのであっても、重要なのは麻雀というゲームの持つ運要素に耐えられる程度に局数をこなすことであり、局数をこなせるように環境を整えること…「正しい打ち方ではなく、楽しい打ち方のために。」と言いますが、個人的にはやっぱり、「正しい打ち方のために。楽しい打ち方のために。」をモットーに今後も麻雀活動に励みたいと思うのであります。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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