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第256回 ネマタの麻雀徒然草

第256回 ネマタの麻雀徒然草

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ネマタの麻雀徒然草とは
  • 『ネマタの麻雀徒然草』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる「麻雀に関する話題を徒然なるままに書き連ねていく」コラムです。
  • 第1回はコチラ

『麻雀勝ち確システム』のレビューを始めました。こちらでは本書のコラムを読んで思ったことを徒然なるままに書かせていただきます。

コラム11 天鳳だからトップを意識しろ

天鳳にはR(レーティング)とpt(ポイント)。実力を表す指標が2つあります。Rは平均順位の良さで決まるので、同じ段位でも平均順位が良い。つまりラス率の割にトップ率が高い打ち手ほどRが高くなります。

Rはネット麻雀の元祖、「東風荘」でも採用されており、麻雀に限らずあらゆる対戦型ゲームで採用されている指標。一方、ラスだけが大きくマイナスになる段位制は天鳳独自のもの。天鳳黎明期は東風荘の流れでRこそが成績評価の主流で、段位は飾りのようなものとみなしていた打ち手が少なくありませんでした。

「現麻本実践編」でも紹介しましたが、評価が段位重視になったきっかけの一つが、東風荘の強豪、松井CS氏の初の九段到達。特上卓までしかなかった頃の話なので、卓のレベルを考慮すれば現在の天鳳位に匹敵する記録。その時のインタビューで、「ラス回避を徹底するようにした」と話されていました。それから鳳凰卓が新設され、天鳳位が誕生する頃には、誰もが当たり前のように段位で実力を評価するようになり、ラス回避意識の守備重視の打ち方が主流になりました。

ただし、「ラス回避を徹底した」といっても、松井氏は東風荘時代、評価の指標がR(平均順位)であるにも関わらず極力トップを狙おうとする、いわゆる「雀荘ルール寄りの攻撃型」の打ち手。このことに留意しておく必要があるでしょう。元々トップ率重視で打っていた実力者が、天鳳でより優れた結果を残すために必要なことと言えば、ラスのマイナスが大きい順位点に応じた打ち方に切り替えることに他なりません。

しかしこれが、これから天鳳で麻雀を打ち込もうと考えている、実力としては特上卓平均程度の打ち手であるなら、意識すべきことは「ラス回避」ではありません。これが全くの初心者であれば、ラス回避以前に不要な放銃を避けることが最も重要ですが、ラス回避を考慮する程度に守備意識があるのであれば、意識すべきことは本書で示されているように、「参加率」です。第244回で取り上げた「アグロ戦略」は、この参加率の高さを重視したもの。これから麻雀が強くなりたいと考えている方には、まずこの型を目指すことをお勧めします。

『おしえて!科学する麻雀』で、東風荘の強者間の実力差の要因は、「リーチ率の高さ」「2フーロ以上率の高さ」「リーチも2フーロ以上もしていない時の放銃率」の3つにあることが示されました。前2つはまさに「参加率」です。

一方、MJ4のデータで上位層と下位層を比較してみると、参加率そのものは下位層の方が高いという傾向があります。とにかくよく参加するけど放銃はしない、「強いアグロ戦略」を取れる打ち手が少ないフィールドでは、参加率の低いコントロール戦略の強者が多く、強いアグロ戦略が体系化されるに従って、参加率の高い打ち手が結果を残すようになったことが見て取れます。

しかし現在においては、天鳳のデータからも、強豪間においても参加率の高さが実力にあまり結びついていないように思われます。筆者の山越氏こそ参加率が極めて高い打ち手ですが、天鳳位に至っては鳳凰卓平均よりも参加率が低め。以前申した通り、アグロ戦略がすっかり浸透したので、それに相性の良いミッドレンジ戦略が主流になりつつある傾向のように思われます。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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